８月の暑い日、東側の窓に虫さんが来ました。
二日で、すっかりサナギの姿になりました。
「サナギちゃんは、チョウチョになるの？ガになるの？？」
「ここって、直射日光ビシッとあたるけど暑くない？」
「溶けたり、からからになったりしない？」
興味津々の、ちびたれです。
なかなか、羽化しません・・・。
イモムシ姿の時、体の色が白っぽくて
何の幼虫か解かりませんでしたが
調べてみると、モンシロチョウのようです。
でもやっぱり、イモムシの時の体色が白すぎです。
「大丈夫かなあ・・・」
小餅も、窓から身を乗り出し外から観察。
サナギになっても羽化しない仔が、けっこういるようです。
自然界は、厳しいのです・・・。
結局、このサナギさんは、
サナギのまま天国に行きました・・・。
ちびたれも、すっかり元気がなくなりましたが・・・。
ちびたれが、絵を描いてくれました。
（正確には、ちびたれの夢を小餅が代筆しました）
夏の夜の空を、天の川のようにチョウチョ達が飛んで行く絵です。
サナギさんは、この絵でチョウチョになって飛びました。
ちびたれも、感慨深げに、じっと、ながめていました。
以上
ちびたれの、ちょっぴり切ない夏の夢でした。
