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みゃーすさんからいただいた恐怖体験です。 私が若かりし頃の事です。 その頃、ちょっと、いけない子だった私は、深夜の山奥の峠道をサーキットにみたて、友人2人と毎週明け方までバイクで競争してたのです。 その日は、ちょっと蒸し暑いような夜でした。 いつものファミレスで待ち合わせした私達3人は、軽く食事をした後、出発。深夜の街を抜け、やがて山道へ。 ここまで来ると、さすがに民家もなく、対向車もないので、3台はかなりのハイスピードで、右に左に迫るカーブをクリアーしていきました。 どれくらい走ったのでしょうか? 「くそったれ!抜き返し たる!」 と、アクセルを開け、前の2台を追い越し、追尾体制に入った時。 ビビッ〜ッ! と、友人2台のクラクションが。 「なんなんよ、もう!」 と、バックミラー見ると2台のバイクは右にウインカーを出し、止まれと言いたいようす。 「なによ、どっかバイク壊れたん?」 と言いつつ、私は、ぞくっ!としました。 そういえば、あのバイクは音がしなかったし、追い抜かれた時は、私はガードレールギリギリを走っていたはずで、その間を抜けることは絶対無理のはず・・・。 「錯覚やったのかもなあ。人間のおばけやったら、そうやったかも知れんけど。バイクやで。金属が化けて出るか?」 その時、1台目を走ってた奴が言いました。 「俺、帰る時、何気なく見たら、あいつが現れたあたりで、ガードレールに花束置いてあったんや」 私達は、2度とそこは走らなくなりました。 子供の時に、よく、おばあちゃんに言われてたことを思い出しました。 「早く寝なさい。夜は、おばけの世界だからねえ。おばけに連れていかれるよ」 ・・・これは、20才ぐらいの頃。まだサーキットを知らない頃。 ――終り―― |
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