洋ちゃんよりも鈴木崇くん?

2001.10.15 

  
 
・・・出会い・・・

 それは2001年1〜2月頃だった。
 小餅は大好きな大泉洋氏&安田顕氏のラジオ『GOLGOLGO』を聞いていた時、ゲストにスズキタカシ君と言う人が来ていた。スズキタカシ君は『アコム』のCMソングを歌っているという。

 「初めてのアコム〜。初めてのムジン君〜」という歌だ。
 CDは『はじめての鈴木くん』と言うタイトルで、サビの部分に「はじめての佐藤君はじめての鈴木君〜」と人名が何度か出てくる歌だった。

 鈴木君はGOLGOLGOリスナーの為に「お好きな名前を入れて歌ってCDにしてプレゼントします!」と太っ腹なことを言った。20名ほどの名前・・・ラジオネームでも面白い名前でも言いずらい名前でも何でもOK!という事だった。

 そして、次に鈴木君がゲストで現れた時、出来たCDを紹介したのだが・・・40名以上の応募があって、彼はせっかく応募していただいたのだからと、全員の名前を入れたそうだ。もちろん一曲におさまらず2曲作ってしまったのだ。

 なんて気前の良い人だろう。いや、人が良いだけなのか?それとも断りきれない人なのか?小餅は自分の苗字が『はじめての鈴木くん』の中ですでに歌われているし、ラジオも聞き始めて間もないので応募はしていなかった・・・。

 そのCDをラジオ内で、かけてくれたのだが、名前以外にもサービス万点だった!
 鈴木君は『水曜どうでしょうの大泉名台詞』のモノマネも録音していたのだ!!
 そう、実は鈴木君は、水曜どうでしょうファンだったのだ。

 しかも、鈴木君は洋ちゃんに似ているらしい。洋ちゃんは「オレに似てる!」って言うものだから小餅はすっかり『鈴木崇君』という名前を覚えてしまったのだった。鈴木君の公式HPによると、自分の事を「大泉洋そっくりさん」と思っているらしい。(鈴木君のお兄さんの方が、もっと似ているらしい)

 しかし、CD店で見た『はじめての鈴木くん』のジャケット写真は洋ちゃんに似ていなかった・・・。


 ・・・初めてテレビで見た鈴木くん・・・

 洋ちゃんの出てる北海道の番組内の企画で『とまどいの宿』というのがあった。
 春に企画して、この夏の短い期間だけ営業しようという『とまどいの宿』・・・。

 なんと、その『とまどいの宿』のテーマソングを鈴木君に作ってもらおう!という事になった。小餅は、そこで初めて鈴木君をテレビで見た。
 ・・・洋ちゃんにちょっと似た感じはあるけど、そっくりって程ではないなあ、と思った。

 ここでも鈴木君は『良い人』だった。

 テーマ曲『とまどい』は、この夏限りの企画のテーマ曲にするのは勿体無いくらいの出来の素晴らしい曲だった!ぜひCDにしてほしい良い曲だ!!!
 ・・・しかし、歌詞の中には「ここは〜YOYO’S理想の宿〜♪」「午後4時の55分は1×8いこうよ〜♪」など番組名やら何やら知らない人が聞いたら首をかしげる歌詞がもりだくさんだったのだ。
 注:YOYO’S・・・北海道のSTVテレビアナウンサー木村洋二氏&大泉洋氏コンビのこと

 「とまどいの宿のテーマソングにするの勿体無い!・・・鈴木君さあ、ほかの人のことを頑張りすぎちゃってないかい?」

 みたいな事を、洋ちゃんに言われて苦笑する場面も・・・。

 そして、『とまどいの宿』企画は大好評だった。
 鈴木君もシングルCD発売が決定!
 タイトルは『closet』。その中に『とまどい』も収録されているという。もちろん、そのままの歌詞ではちょっと・・・なので手直ししてそうな。

 「跡形もないじゃないの!」

 ほとんど歌詞の変わってしまった『とまどい』を、洋ちゃんはそう言った。

 しかし、鈴木君の『closet』を予約すると、北海道のみ予約特典で『1×8編とまどい』CDが付くという。それも木村さん&洋ちゃんの笑える?コーラス付き!!

 小餅がすぐに予約したのは言うまでもない。

 CD店から、入荷の連絡をもらい買いに行った日・・・。

 「予約した鈴木崇のcloset買いに来ました〜」
 「はい。・・・ええと、鈴木崇が新曲出すんですけど・・・」

 と言って、店員さんチラシを見せてくれた。

 『ケンタカユッキー☆フライド事件』のCD『おやG』!?

 ケンタカって鈴井貴之さん&安田顕さんでしょう!?鈴木君も入ってたっけ??
 小餅は良く知らなかったが、面倒くさいので、こう即答した。

 「それ、もう予約しました」  (本当に前日予約済み)

 そう言ったが、店員さんはそのチラシをCDと一緒に袋に入れてくれた。そして鈴木君のイベントのチラシも入れてくれた。

 家に帰って早速袋を開ける。他にもたくさんチラシが入っている。
 鈴木君のイベントは10月13日、当日CDを買った人はサインが貰えて、事前に買った人はイベント参加券が貰えると書いてある。
 CDを出す。

 「あれ?・・・洋ちゃんのCDがない!?それにイベント参加券は!?」

 もしかして、『closet』の中か?と思ったが、そうではない。
 すぐに小餅はネットをつないだ。1×8や、鈴木君のHPでは確認できなかったので、いつもお世話になってる某サイトの掲示板へ行く。

 「・・・間違いない。おまけのCDは貰える!」

 小餅はCD&チラシ全部を持ち、ダッシュでCD店に行った。

 事情を話したら、若い店員さんは他の店員さんと何やら話してから『1×8編とまどい』をくれた。でも彼は、ちょっと失言してしまったようだ。

 「先ほど、CD買われたんですよね?」
 「はい」 (小餅は袋を開ける)
 「あ(汗)出さなくても良いです(大汗)」
 「これに一緒に入れてください☆」
 「は、はい(汗)」
 「それと・・・」

 小餅はカウンターに置いてあったイベントのチラシを手に取り

 「鈴木崇のCD買ったらイベント参加券が貰えるって書いてあるんですけど、それも下さい!」
 「?・・・少々お待ち下さい」

 店員さんは袋の中のものを全部出してみた。たくさんあるチラシ、封を切ったCD・・・。

 イベント参加券って何?状態の店員さんは、他の店員さんに訊いている。青い小さな紙がある。それがイベント参加券だった。

 「こちらが参加券です。・・・どうも申し訳ありませんでした(汗)」
 「いいえ、どうもありがとうございました☆」

 小餅は無事、おまけCDとイベント参加券を貰った。
 しかしこの時は、イベントに行くかどうかは決めていなかった。
 とりあえず、貰える物は貰っておいただけだった。
 だが、このイベント参加券は、のちに重要な役を果たすのだった。

 洋ちゃんのコーラス目当てで買った『closet』は予想以上に良い曲だった。
 ほかの曲も良い曲だった・・・理由はわからないが、小餅は涙がこぼれた歌もあったのだ。

 9月26日夕方、小餅は鈴木君のファンになった。

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