鈴井貴之・大泉洋・安田顕
「日専連クリスマススペシャルTALK2002」


2002.12.22(日) 釧路市民文化会館 大ホール 16:00

  

 トークショーの様子を、小餅の耳で聞いた、あやふやな記憶を頼りに書きます。
 ガラスの仮面・北島マヤのように『一度しか見ていない舞台の台詞を完璧に覚える』芸当は無理ですが(汗)
 内容は順不同に思い出したまま書きます。かなり間違ってると思いますが、ご了承下さい。
 当日・前前日に聞いたラジオともネタがかぶっていたため、トークショーで言った以上にラジオから訊いた情報を加算して書いてしまう可能性もあります(大汗)
 このHPに来られるお客様のほとんどが、彼らを知らないと思います。
 だから多少説明がましい書き方になるかもしれませんが、ご了承下さい。


 12月22日、午後4時30分過ぎ、やっと夕食の仕度とハムスターの世話を終えてタクシーを呼んだ。
 開場は午後5時30分。
 だが、入場券は座席指定されていなかったので、熱心な方々は早い時間から並んでいるはず・・・。
 小餅は体調不良もあって、あまり早くから並ぶ気はなかったが・・・それでも少し予定より遅くなっていた。午後4時には家を出るつもりだったのだ。

 「ええと・・・3時5分からのサンサンサンデー(洋ちゃんのラジオ)は4時まで聞いて続きは録音セットした。洋ちゃんのテレビ1×8もセットした。よし!出かけられるぞ!」

 呼んですぐにタクシーが来る。さすがK交通さん。この辺はK交通さんの縄張りだから来るのが早い。

 「文化会館までお願いします」
 「いやあ、今ねえ、TU橋が凄い混んでるんですよ。遠回りしても・・・」
 「NI大橋まで行っても良いですよ」
 「いや、そこまで行かなくてもTO橋まで行けば空いてるんで」
 「そうですか?じゃあ、それでお願いします」
 「なるべく近道して行きますね」
 「すいません」
 「さっき文化会館の前、凄い車だったけど、今日はコンサートか何かあるんですか?」
 「トークショーがあるんです」
 「そうですか〜」

 運ちゃんはそれ以上は聞いてこなかった。
 いったい誰のトークショーだと思ったのだろう・・・。
 伊○かっぺいとか日高○郎と思われただろうか・・・。

 小餅の良く知っている裏道を通り文化会館へ到着。
 あんまり知られていない入口の前に止めてくれる。

 「ここで良いですか?ここも入口だと思います」
 「はい。ここでいいです。ありがとうございます」

 タクシーを降りて、会館に入る。

 ・・・なんじゃこりゃあ。

 1階ロビーが人で埋まっている・・・。

 キチンとビニールロープで仕切ってあって、キチンと整列して待つ人人人人・・・。
 びっちり埋まっていて、どこに行けば良いのかわからない(汗)
 日専連の腕章を着けた係員さんもたくさんいる。
 その一人に訊くと、2階に並んで欲しいと言われた。
 そう言えば「2階展示ホールに並んで下さい」とプラカードを持ってる人が。

 2階に行って見る。
 展示ホールに、これまた係員さんが数名に、ビニールロープと人の列が・・・。
 日専連に入会もしくは紹介、これでゲットできる入場券で、ずいぶん人が集まったものだ。それに係員の人数も凄い。ここまでしっかり整列誘導すればトラブルもなさそうだ。

 時々、アナウンスが入る。

 「カメラ、ビデオの撮影は禁止です。持ち込まない様にお願いします」
 「お手持ちの入場券に、携帯番号を未記入の方は御記入下さい」

 入場券には、名前(ニックネーム可)、メッセージ、抽選会で当たった人に電話するので携帯を持ってきた人は携帯番号を記入出来るようになっている。
 当たるとは思わないけど、みぃパパの携帯を借りてきた。
 (みぃパパは今日は仕事だ)

 30分以上、同じ場所に立ったまま、じっと待つ待つ待つ待つ・・・。
 小餅は咽喉が痛くて声があまり出ないので、トローチを持っていた。退屈なのでそれを口へ放りこむ。・・・飲み物も買っておけば良かったかな?

 開場の5時30分少し前、ドアが開き、一列目の人達が誘導される。
 1階ロビーの人達は、すでに入場したのか?
 2列目も誘導される。小餅は2列目だ。

 「慌てないで、ゆっくりと階段を降りて下さ〜い」

 係員さんも、それぞれの場所にいて、スムーズに安全に誘導される。
 入場券の半券を切ってもらい、約1500席の大ホールに入場。

 前の方の席は埋まっている・・・。
 端の方の席なら、わりと前のほうが空いているが、見やすい様に中央に近い席で18列目くらいにする。ここなら真っ直ぐ見られる。
 約30分、待つ。
 ショッピングセンター等で、良く耳にするクリスマスソングが流れている・・・。

 午後6時。開演ブザーが鳴る。
 静まった会場に、音楽が流れる。

 THE GREAT DIPPER の曲だ。
 オフィスCUE全員による異色?のユニットだが、素晴らしい楽曲をカバーしている。
 幕が上がる。

 舞台前面に、オシャレなテーブルとイスが三つづつ用意してある。
 舞台の後ろの方は、階段が五段ほどあって高くなっていて、下からライトアップされている。そして大きなイラストが奥に飾ってある。

 向かって左奥から、3人が登場!

 逆光で顔が良く見えないが、シルエットで誰か解かる。
 顕ちゃん、洋ちゃん、ミスターの順番で登場。
 端の席に行かなくて良かった。洋ちゃんは真ん中だ!

 いよいよ、トークショーの始まりだ。(何て言って始まったか忘れました(汗)
 

☆☆☆ イメージイラスト? ☆☆☆

 中央から階段を降りて、ステージの前面に出る3人。
 振りかえり、ステージに飾ってある2メートルほどのイラストを見上げる3人。

 「いやあ、嬉しいですねぇ」(ミスターこと鈴井貴之さん)
 
「このサンタさんは鈴井さんですね?」(大泉洋さん)
 
「ちょっと目が寄ってますけどね」
 
「マッチ売りの少女は安田さんで」
 
「僕、薄幸そうに見えますから」(安田顕さん)
 「このイラスト、3人だから解かりますけど・・・これ一人で俺だって解かりますか!?」

 そのイラストは、サンタクロース姿のミスター。マッチ売りの少女の安田さん。
 ・・・そしてソリをひいているモジャ毛のトナカイ?

 「ほら、目に回りにクマが(笑)、ヒゲもありますよ」
 「まあ、ちょっとヒゲ生えちゃってますけど・・・」

 自分の口の回りをなでる洋ちゃん。

 「安田がマッチをすって、俺を燃やそうとしてるみたいに見えるんだけど」
 
「マッチをすって、鈴井さんのサンタさんと大泉さんのトナカイの夢を見てるんですよ。僕の夢なんですよ」
 
「最初は、そう言ってたんですけど」
 「このイラストはまだ良い。ポスターの方のイラスト、見ましたか?」

 ポスターを勝手に載せるはイケナイと思うので載せません。日専連サイトでもトークショーの広告ページはすでに見られません。が、そのページ自体は削除されていないのでポスターの画像のアドレスを、こっそり載せておきましょう。
 
http://www.internet-kushiro.or.jp/nissenren/toku3/kur.JPG
 です。(いつまで載ってるかなあ・・・)

 「俺の右手が焦げてるんだよ!」
 
「あはははははは・・・」
 
「この絵を描いた人に、ぜひ会って挨拶したいよ!」
 

☆☆☆ クリスマスの思い出? ☆☆☆

 「せっかく用意してありますので、座ってお話を・・・」(鈴井さん)
 
「すぐ立つと思いますけどね」(大泉さん)

 三人は、イスに座る。テーブルにはミネラルウォーターのペットボトルが。
 片手にマイク、もう片方の手でペットボトルを掴む3人。

 洋ちゃんが無口になる。せっせとペットボトルのフタを開けている。
 顕ちゃんが話し始める。
 ゴクゴクと水を飲み出す洋ちゃん。

 「・・・水、美味しいですか?」(安田さん)

 ちょっと照れ笑いした様に感じたが、なお飲み続ける。

 「僕ねえ、初めてのクリスマスなんです。結婚したので」

 顕ちゃんは、つい最近結婚しました。その報告は11月16日にオフィスCUE公式サイトに、ラジオでも、さらっと報告しました。

 結婚して初めて向かえるクリスマスの話をしようとしている顕ちゃん。

 「安田さんは、結婚したんですよ」

 パチパチパチ拍手拍手拍手。

 「ありがとうございます」
 
「・・・今、初めて知ったって人」

 ばらばらばらばら・・・・・・・。
 小餅から見える範囲で半数の人が手を上げている!?
 後ろの席がどうかは解からないが・・・。
 前から18番目の小餅でさえ知ってたのに、小餅より早く来て並んでた方々の半分は知らなかったってかい?
 おいおい(汗)、日専連に入会するだけでゲットできる券だからって、タダだからって来た人ばかりじゃないだろうなあ・・・。
 公式サイトも、ラジオも、雑誌のコラムも、どうでしょうサイト他も、チェックしてない人たちってコトで良いね?

 ちょっと寂しくなる小餅。

 トークショー中に、顕ちゃんのネタの落ちを先に言ってしまうお客様も困るけど、顕ちゃんのことあんまりチェックしてないお客様ってのも、ちょっと寂しいかも・・・。

 「今年はねえ、クリスマスツリーを買ったんですよ」(安田さん)
 
「はい」(大泉さん)
 
「うんうん」(鈴井さん)
 「安田さんは難しい人で、自分から話すのは良いけど聞かれるのはイヤなんですよ。相づち打つくらいしか出来ないんです。だから、漫談みたいになっちゃいます。試しに、何か訊いてみますか?」
 
「何ですか?」
 
「いくらくらいのツリーですか?」
 「冗談じゃないよバカ野郎。誰が答えるもんか」
 「あはははははは」
 
「こうなんですよ」
 
「何センチくらいのツリーなの?」
 
「ええと・・・だめだめ、言いませんよ」
 「何センチくらいか言っても良いだろう!」

 安田さんはプライベートやデリケートな事は、自分で話そうと思って話し始めるのは良いけど、人に振られて話すのはイヤなのだ。

 「ファイバーツリーを買ったんですよ」
 
「ファイバーツリーって、光るヤツでしょう?」
 
「自分で調べろ、それくらい」
 
「ね?ただただ、ワガママな人なんですよ」
 
「あはははははは」

 「僕ねえ、この仕事を始める前、お金の無かったころ・・・、今年はケーキを買わない、と、紙に絵を描いたんですよ。クリスマスケーキの絵を。で、せめてクリスマス気分になればと、蛍光灯にね、セロハンを貼ったんです」
 
「ほお」
 
「はいはい」
 
「それがねえ、赤とか緑とかにしておけば良かったのに・・・青いセロハン貼っちゃったんです」
 
「青ですか!?」
 
「なんか、余計に気分が暗くなっちゃってねえ」

 「大泉さんのクリスマスの思い出は?」
 
「大学の頃、好きな子が東京に行っちゃってて・・・おふくろから月3万円貰ってたけど、それで東京行けないから・・・会いに行くために、バイトしたんです。俺はボンボンでお坊ちゃまで王子だからバイトなんてしたこと無かったんですけど。人材派遣みたいな所に登録するんですよ。で、10人くらい呼ばれてズラ〜と並べられるんです」

 座ってるイスを移動させてミスターの横に並ぶ洋ちゃん。

 「こんな風に並んで待つんです。いかついおっちゃんがドカドカっと入って来て品定めをして『おまえとおまえ、一緒に来い!』って連れて行くんです。一緒に行った友達も連れて行かれて・・・俺だけ一人ポツンと残ったんですよ。ほら、俺ってボンボンで王子だから、箸より重い物を持ったこと無いひ弱な身体で、長髪でモジャモジャっと座ってたんです」
 
「あはははは」
 
「そしたら、最後に入って来たおっちゃんが、こう、口の周りにヒゲがあって・・・」

 口の回りをなでる洋ちゃん。

 「これ以上ないってくらい傾斜したメガネをかけてるんですよ!そして『なんだ、おまえしか残ってないのか・・・にーちゃんでいいや来い!!』ってトラックに乗せられて・・・。古いロッカーを回収して新しいのを置いて行くって仕事だったんです。・・・思い出しました。コ○ヨです。机とかのコ○ヨ」
 
「ええ、わかりますよ」
 「♪コ○ヨ〜の」

 コ○ヨの昔のCMソングを歌い出す洋ちゃん。

 「事務用品のコ○ヨのロッカーだったんです。トラック中は、ずっと、おっちゃんの武勇伝を聞かされました。『俺は3ヵ月と同じ女とは付き合ってねーんだ。にーちゃん、大学生だって?いっぱい遊んでるんだろ?』『いえ、遊んでません…』『遊んでるんだろ!』『いいえ』ってね。で、着いたら『なんだ、このマンション、エレベーター無いのかよ。おい、にーちゃん!階段で行くから先に登りな!』って。二人でロッカーを持って、こう、先に登ったんです」
 
「下の人のほうが重いですからね」
 「箸より重い物を持ったこと無いから、よろっとするんです。でも、これくらい動いただけで、下の方を持ってるおっちゃんは、大きく動いちゃうんです『おいおい!しっかり持てよ!!にーちゃんがちょっとでも、こっちはこれくらい動くんだよ!!』『すいません〜〜』って」
 「終った後に『にーちゃん、また来いや』って言われたけど、もう行きません」
 「その次は、運送会社の仕分けのバイトで・・・」
 
「大泉さん、クリスマスの話しを・・・」
 「これが終らないと始まらないんです」
 
「そうですかあ」
 「そう、○通さんだったと思います。午前0時から4時くらいまでの仕事で、寒い中、『ええと90番は白石区・・・ホワイトストーンズの活躍する所だ・・・』って分けるんです」

 その時、まだ、ホワイトストーンズは誕生してないが(汗)

 「そしたら、荷物を積んで運ぶ鉄の乗り物、後ろ向きで進むやつなんですけど」

 それは、市場とかにある『フォークリフト』のことだろうか?
 後ろにも進むけど、前にも進むぞ。

 「ガー―――っと、後ろに進んでくるんですけど、横しか見えてないんです。後ろを見てないんですよ。そこに俺が仕分けしてたんだけど、ドーンとぶつかって・・・」
 「そしたら、おっちゃんが『どこ見てんだ!バカ野郎!!』って・・・どこ見てんだ!は、そっちだって」

 轢かれたのを再現して、ステージに横たわる洋ちゃん。

 「終ってから『また来いよ』って言われたけど、もう行きません」
 「そうして苦労してバイトしたお金で東京行きました。彼女とはずっと連絡とってなかったんですけど、彼女は誕生日が12月25日だったんです。それでクリスマスに会いたいって言ったら『クリスマスは、ちょっとダメ』って。ほかに好きな人が出来たんだろうな〜とは思ってたけど、クリスマスはダメだって・・・。それで23日に会うことにしました」
 「『どこに行きたい?』って言うから、寄席に行きました」
 「寄席ですか!?」
 「好きなトコ行っていいって言うから・・・まあ、若いのは俺らだけでした。彼女、俺に気を使ってたんでしょうね。一緒に笑ってくれて・・・」
 「その頃の俺って、一緒に歩くのがちょっときつかったかも・・・元気君をやる前でしたからね。モジャモジャっと長髪だったし」

 たしか、この恋が終ってから深夜番組に『大泉元気君』で登場したはず。あの時でもあの髪型はめずらしかったかもしれない。一昔前のフォークシンガーのようなモジャモジャ長髪だったみたいだし・・・。

 「そして、終電の時間になりました。二人はこう、ホームに・・・安田さん、ちょっとこっちに・・・」

 隣りに顕ちゃんを立たせる洋ちゃん。

 「ああ、僕が彼女役ね」
 
「二人ともあんまり喋らなくてね、『今日の1日がもう終るねえ・・・』何て言うと」

 顕ちゃんの反対側にまわって立つ洋ちゃん。

 「『そうだね』なんて彼女が言う」
 
「ああ、今度は僕が大泉さんですか」
 「そして俺が『何々だねえ』って・・・」
 
「こ、今度は僕が彼女ですか??」

 顕ちゃんの右と左を行ったり来たりする洋ちゃん。

 「・・・あのう、一人でやって下さいよ」
 「いいから。ここで最終電車が来て、二人乗ったんですよ」

 椅子を2つ並べて座る二人。

 「動くまで20分くらいあったんです。始発駅だったから」
 
「はい」
 「きっと、彼女にはもう他に好きな人がいるって思っていたけど、これを聞かないと、俺が前に進めないから・・・。でもなかなか聞けなくて、たわいもない話をして・・」
 
「御乗車ありがとうございます〜。この電車は5分後に発車いたしま〜す」
 「そうそう、こんな感じ」
 
「ちょっとヒマだっったんで(笑)』

 車掌さんになって二人の前を横切るミスター。

 「発車する直前に、聞いたんです。『好きな人、出来たの?』」
 
「発車したしま〜す!!」
 「それはもうちょっと後!今、いい所なの!!」
 
「ごめんごめん」
 「好きな人、出来たの?って訊いたら、『うん・・・』って。だから『そうか、じゃあな』って俺は電車を下りました」
 
「発車いたしま〜す」
 「そう、俺が降りたとたんにドアが閉まりました。『じゃあな』って言った時、彼女は『えっ?』って顔をしました」
 
「そりゃそうでしょうねえ」
 「その顔が、最後に見た顔でした・・・。次の日、帰りの飛行機で、ホイットニーヒューストンのアイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユーが流れてて、ちょうど離陸してグー―っと上る時にサビの部分が・・・」
 
「それをGOLGOLGOで歌ったんですね」

 二日前のラジオ、GOLGOLGOでは「思い出のクリスマスソング歌合戦」だった。
 電話口で無伴奏で歌ってくれるリスナーを大泉チームvs安田チームに分けて歌ったのだ。
 最後に、大将である洋ちゃん、顕ちゃんも思い出を語り歌った。

 「GOLGOLGOリスナーにはお馴染みの話です」

 はい。何度も聞いた話だね。
 

☆☆☆ クリスマスの思い出?その2 ☆☆☆

 「鈴井さんの所は、子供がいるから、またロマンティックな話があるでしょう?」(大泉さん)
 「ええ、娘がいるんですけどね。毎年サンタになってるんですけど、小学校に上がった去年からは、さすがに直接渡すのはねえ・・・去年からは、インターフォンごしにしたんです」
(鈴井さん)
 
「それまで直接渡してたんですか!?」
 「はい」
 
「ばれませんでした?」
 「目しか出てないから」
 
「声でわかるでしょう?」
 「声も変えてますから。『
は〜い、良い子にしてたかなあ』って」

 すっごい低いドスの効いた声のサンタさん(汗)

 「恐いですね(汗)」
 
「ちょっと間違うと、悪の首領ですね」

 ミスターの演じる『悪の秘密結社の首領』、寒気がするほど恐くて小餅は好き☆
 そんな声のサンタさんかぁ〜。恐いなあ(汗)

 「12月に入ると、サンタに電話するんですよ。『ひさしぶり、元気?娘がねえプレゼントは何々がいいって』と」(鈴井さん)
 
「わざと、娘さんの前で電話するんですか?」(大泉さん)
 「お二人は、サンタに会ってますからねえ、北欧で」(安田さん)
 「フィンランドで会った時、大泉さん、何が欲しいって聞かれ『ハンバーグ』って言って、二人ともバカだと思われたくなくて『me too』って言っちゃった」

 う〜ん・・・英語で駄洒落を言ったつもりだったのか?
 ミスター&大泉さんは、水曜どうでしょうで北欧に行って、そこでサンタさんに会っている。

 「うちのクリスマスパーティーは25日なんですよ、甥っ子とかも一緒に。私は平日7時まで仕事なんで、先に始まってるんですけどね。仕事が終ったら、まず、父親として家に帰ります。『サンタさん遅いね』『きっと渋滞に会ってるんだなあ』なんていいながらリビングにいるんだけど、鳴ってもいない電話をとって『あ、お世話になってます!ええ、その件はですね』なんて携帯で話してるふりをしながらフェードアウトします」
 「そしてガレージでサンタになって、かみさんの用意してくれたプレゼントを持って玄関に行きます」
 
「鈴井さんの家って、インターフォンにカメラついてるでしょう?」
 「それで話をして、プレゼントを置いて帰ろうとしたらドアが開いたんです!娘が出てきちゃったんです!手を振って玄関が見えなくなる大通りまで行きましたよ〜」

 手を振りながら歩くミスター。

 「家に帰ると、娘が『トナカイがいなかった、何でいないんだ』と、だから『混んでるから、そこのダイエーの駐車場にトナカイ置いてきたんだよ』って言いましたけど」
 
「今年も厳しいんじゃないですか?そうだ、オクラホマに頼んだらどうですか?」
 「ああ・・・恰幅の良い方がサンタで、もう一人はトナカイ」
 
「あいつら喜んでやりますよ」

 「プレゼントって、何にするか悩みますよね?何が欲しい?って聞くのも、貰った時のビックリが無くなるし・・・かといって、貰って困る物もなんだし・・・」
 
「大泉さん、どんな物をプレゼントしたんですか?」
 「昔だけどね、俺って海外行くことがあるでしょ?お土産でエッチな下着を・・・」
 
「エッチな下着!?」
 
「どうでしょうのロケでしょ?買うヒマないでしょう?いつ買ったの??」
 「えっと、自由時間に・・・」
 
「自由時間なんてないでしょ」
 「ほら、ロケが終った後に自由時間あるでしょ」
 
「いつも一緒ですけど」
 「一人になった隙に・・・」
 
「そんな僅かな時間に買ってたんですか?」
 
「どんな下着ですか??」
 「光る下着です」
 
「光るって・・・自発的に?」
 「(電池やスイッチ?)何か背負って歩かなきゃならないでしょう!そうじゃなくて、光にあててから電気を消すと光る・・・」
 
「ああ、」
 「服なんて脱ぐと、真っ暗い中でね、光るブラとパンティーだけが、こう、近寄ってくるんです」

 モデルの様に歩く洋ちゃん。

 「で、ブラなんて外して手に持って振りまわすと、こう・・・」

 手を回して歩く洋ちゃん・・・。

 「・・・なんで、俺、こんな話しちゃったんだろ・・・」

 昔の話とはいえ、ちょっと恥ずかしかったのか?

 「鈴井さんの白い地球儀の話って知ってますか?」

 突然、話を変える顕ちゃん。

 「知らない?鈴井さんねえ、真っ白な地球儀を贈ったことがあるんですよ」(安田さん)
 「その時は、それがロマンティックだと思ったんですよ」
(鈴井さん)
 
「誰に贈ったんですか?」(大泉さん)
 「現妻です」

 現在の妻、副社長に贈ったようだ。現妻って言い方だと「元妻」とか「前妻」とかいそうな気がするけど、そんな人はいない。結婚した奥様は御一人(のはず)

 「『ふたりで、この真っ白な世界地図を色をぬっていこう』って」
 
「結局、僕とぬっちゃいましたけどね」
 「(どうでしょうロケで)二十数ヶ国、行きましたからね」

 「プレゼントって、何が欲しいって訊くタイプですか?訊かないタイプですか?」
 「訊くタイプです。昔、20代半ば・・・今の仕事をしてたけどそんなに仕事が無くてバイトもしてて、お金が無かった頃です。彼女が指輪が欲しいと」
 
「彼女って、誰ですか?」
 「・・・本命ですよ」
 
「本命って?」
 「現妻です。指輪が欲しいって言うけど、俺は金がないから安いので我慢してくれって言って一緒に買いに行きました。なのに買った後に、『やっぱり私、ティファニーの指輪が欲しいわ』と言うんです」
 
「どうしたんですか?」
 「行きましたよ。買いに。それで『出世払にして下さい』と頭を下げて、彼女のカードで払いました」
 
「副社のカードで買ったんですか!?」
 「はい」
 
「そのお金は・・・」
 「いまだに、ケンカするたびに言われます。『あの時の指輪代をまだ貰っていない』と」
 
「払ってないんですか!」
 
「副社は、時々、言いますよ。『あの人には100万円貸してる。まだ返してもらっていない』って」
 「あははははは(汗)」
 
「財布が一緒なんだから、もう良いと思いますけどねえ」

 ミスターが社長、奥様が副社長。財布が一緒かどうか知らないが、ミスターは『こづかい制』だったはず。
  

☆☆☆ 用意OK ☆☆☆

 「色々と、用意したり準備したりするほうですか?」(鈴井さん)
 
「俺はしますよ。初デートの時は、明日はココに行ってこれをして、と考えますよ。前日に下見に行きますもん。一人デートですよ」(大泉さん)
 「僕も初デートは準備しましたよ」
(安田さん)
 
「安田さんも?」
 「ええ、僕はねえ、お互いのことを良く知りたいから、おしゃべりしたいなあと。それでですね、地下鉄に二人で、ず〜っと乗ってたんです」

 手ぶりで、左右に大きく手を何度も振る顕ちゃん。
 電車に乗りっぱなしで何度も往復したのだろうか?(汗)

 「降りるところを決めないで、彼女の降りたいところで降りて、散歩をしたんです」
 
「どこで降りたんですか?」
 「福住です」
 「東豊線の最後の駅ですね」
 「・・・月寒中央だったかな?まあ、そのあたりで降りたんです。二人で歩きながらおしゃべりしていたんですけど・・・彼女の唇が、ガタガタと震え始めたんです。真冬だったんですよ。羊が丘通りを歩いたんだけど回りは店も何も無くて、車だけはビュンビュン走るんです。バスに乗って駅まで行こうと思ったんだけど、なかなか来なくて、やっと来たバスに乗ったら全然違う方向に向かうんです」
 
「あははははは」
 「すぐ降りて歩いたんですけど・・・自衛隊前に着きました」

 南北線の駅だ。地図で見ると福住or月寒中央からは直線で3〜4キロだ。

 「で、彼女とは?」
 「2・3日、連絡が途絶えました」
 
「もしかして・・・奥様ですか?」
 「はい」

 というと、このお話は大学生の頃の話だ。
 心の広い奥様で良かった良かった。

 「福住って言えば、man−holeの映画撮影の時に、めずらしく安田さんから電話が来ましたね。『どうしたの顕ちゃん?ちゃんとやってる?』って言ったら『何とかやってるけど辛い』って『後になってから俺達を笑わせてくれる、笑い話の思い出を作ってるつもりで、失敗しても頑張れよ』みたいなことを言ったら『ありがとう洋ちゃん。俺、今、福住駅のホームに飛びこもうと思ってたんだけど思い直したわ。電話して良かったよ』って」
 
「そんなこともありましたね」
 「安田さんにとっては、福住は思い出の駅ですね?」

 安田さんは、本当に仕事の用事があるとき以外は、まったく電話をしない人らしい。
 

☆☆☆ 2000年作製の映画 man−hole ☆☆☆

 「man−holeと言えば、中国の映画祭に招待されたんですよ。中国のアカデミー賞みたいな映画祭です。金鶏百花映画祭と言うんですけど、それと同時に国際映画祭もやっていて、それに招待されたんです」

 2002年は、日中国交回復30周年記念で、日本から3作品招待されたそうだ。
 ちなみにman−hole以外の作品は、熊井啓監督「海は見ていた」平山秀幸監督「笑う蛙」だとか。

 「無錫(むしゃく)市という所で開催されたんですが・・・無錫旅情って歌があったでしょう?あの無錫なんですが、人口が540万人くらいの街なんですよ」
 
「僕も、三輪明日美ちゃんも招待されて・・・スーツを新調して行きました。舞台挨拶もしました『みなさん、同じ顔してますねえ…』って。僕はアクター扱いでした。向こうのかたは『日本を代表する俳優』だと思ってるんですよ」

 中国の人も同じアジア系の顔立ちだから日本人みたいな顔だって言いたかったのかな?嬉しそうな顕ちゃんは身振りまで入る。両手で、太ももから腰まで線をひいて

 「こう、開いているドレスのお姉さんが・・・」
 「スリットが入ってるドレスですね?」
 
「そう、そのドレスを着たキレイなお姉さん達が、一緒に写真を取って欲しいと。僕の事を俳優だと思っているのを否定する気もなくて、一緒に写真撮りました」
 「腹立つ!その中国の話、腹立つんだよ!俺だって行きたかったよ、俺なんて日本で社長のラジオの留守番だ。そのラジオも始まって5分で、俺が家に3万円しか入れてないのがバレて」

 洋ちゃんは御両親と一緒に暮らしている。
 生活費として家に入れているのは月三万円。
 もちろん、誕生日だ何だとあれば、御両親に贈り物をしたり食事に連れて行ったり旅行に連れて行ったり・・・まあ、親孝行な息子でしょう。
 ちなみに年が明けて2003年になってからは『月二万だ!』と言っている。

 「それでなんだ、やれ大泉はケチだ、やれ小さい、その年になってパパママでちゅかぁ?と言われ・・・」

 「俺はアカデミー賞狙ってるんだ!」
 
「はい。取って下さい」
 「お前、パーティーとかもあったんだろう?どうせ新調したスーツなんて、すぐ食べ物こぼして汚したんだろ。『あああ、落としちゃった・・・こすったら汚れが広がるから、叩いて落とさなきゃ』って」

 顕ちゃんの声真似をする洋ちゃん。
 

☆☆☆ パーティー ☆☆☆

 「パーティーと言えば、俺もこのあいだ行ってきましたよ。さっきラジオでも言ったけど、朝日テレビとHTB主催のパーティーに」(大泉さん)

 はい。言ってたね。パーティーの話はサンサンサンデーで聞いたぞ。

 「安田さん、スーツ新調したって言ったけど」
 
「はい。新調しましたよ」(安田さん)
 「俺も、そのパーティーのために新調しました。今まで2着しかなかったスーツを使いまわしてたけど、これで3着になりました!そのパーティーは文化人パーティーで俺と鈴井さんが招待されたんですけど。社長は良いですよ、映画作ったりして文化人でしょ。」
 「平日のパーティーで、6時半からで、鈴井さんはラジオが7時まであるから、先に一人で行ったんです。颯爽とドアを開けると・・・知らない人ばかりなんですよ。何とか大学の教授とか、どこどこの協会の専務とか、全然わかんないの。このテーブルより大きなテーブルが5・6個あって立食パーティーでした」
 「で、誰も俺に話しかけてくれなくて、大きなテーブルにポツンと一人で立ってたんです。もう、ボーイさんが気を使ってくれて、どんどん俺の前に食べ物を運んでくれて、ずっと食べてました。そして、ココにいちゃイケナイと思ってロビーに出て友達と長電話しました」

 さっきのラジオではディレクターに電話をしたと言っていたが・・・?

 「『あ、もしもし、うれしー。今日の仕事何時からだったっけ?』『大泉先生、今日はパーティーでしょう?それが終ってから撮影ですよ』『いや、それがさあキビシくて』」

 なるほど、友達でディレクターと言えば、うれしー(嬉野D)なのか。

 「って話してたら、7時過ぎにやっと社長が来て、俺、もう子供みたいになって『パパー!』って感じで『鈴井さ〜ん』って。『ごめんごめん遅くなって』『社長〜。中はキビシイです〜』って二人で中に入ったら社長も『これはキビシーねェ』って。そしてね、この人あまり喋らない人だから二人で黙々と食べていましたよ。社長、何か喋ってくれれば良いのにっと思いながら。で、俺が蕎麦を食べたら、この人も蕎麦を食うんだ。二人でズルズルズルズルと」
 「そしてビンゴ大会になった時、この人は大きな声で『よっ!待ってました!!』なんて言って、俺は止めなさいって言ったんだけど・・・まるで田舎から出てきた父さんと息子ですよ」
 
「盛り上げようとしたんですよ」(鈴井さん)
 「そして割と早いうちに、リーチになって、また大きな声で・・・」
 
「最初のほうでビンゴになりました」
 「ビンゴになると、前に出て行って抽選箱から紙をひくんです。それに賞品が書いてあるんです」
 
「私は手提げ金庫でした。『いやあ、妻が喜びます』って・・・」
 「実際、副社は喜んでいましたね。『あたし、これ使うわ!』と。俺はなかなかビンゴにならなくて、・・・最後のほうで、やっとビンゴになりました。タレントだから何か良いものを当てて盛り上げようと思ってクジを引きました」
 
「良い物が最後まで残ってたんですよ。1等2等3等と、3万円のお食事券とかね」
 「司会の人が、『さあ大泉さんは一体何が当たるんでしょう』なんてさ。そして、当たったのはベッカムカレンダーでした。俺がベッカム引いた時が1番盛り上がりましたね」

 

☆☆☆ チョットした事故? ☆☆☆

 「ビンゴ大会が終れば、もう良いだろうと」
 「そう思って帰ったんですけど…」
 「地下の駐車場に行ったら、ちょうど俺の車の隣りに、家族連れの車が止まったんですよ。で、助手席に乗ってたガキが『あはははははは!』って笑いながらバン!ってドアを開いたんです!『あああああ!ボク!?今ぶつかったでしょう!!』って言ってるのに、まだ『あははははは』って笑ってるんだよ。そしたら関西系のオバチャンが出てきて『ユウ!何やってるの!すんませんすんません』って『ここ、ぶつかって傷が出来てますよね』って言いましたよ。1ミリくらいの傷だったんですけど・・・オバチャンはそれを『これは、違うでしょう?汚れでしょう?』って言って指でこするんだよ!でも落ちない。だって傷だもん。それなのに『あら、おかしいわ』って必死でこするんです。俺もタレントだから、免許証出してなんて言えないから『良いですよ』って言っちゃいましたよ・・・」
 「タレントじゃなかったら、免許証出して、保険証書出して、ってやるんだけど・・・。俺が出て行く時に家族全員で頭下げてたけど、俺は知らん振りした。それでもあのガキは『あははははは!!』って笑ってました」
 
「その気持ち、全然解からない」
 「ぶつかったりしたこと無いんですか?」
 
「無いですね」
 「こすったことも?」
 
「ええ。対人ではないですね。自分で木にぶつかったのはありますが、新車を買ったばかりでバックしてぶつかったんですけど、あれはへこみましたね〜。車も自分も。対人だと、どうなるか恐いですね。あっ!一回ありました。後ろの席に乗ってる時に、後ろからぶつけられました。子供も一緒に乗ってて、まだ小さいころでした。運転してたのは妻で。あれは南郷通りでしたね」
 「南郷さんが南郷通りでですか」

 ホワイトストーンズの南郷進役はミスターだ。

 「ぶつけられて、すぐ外に出ました。後ろの車は若いにーちゃんとねーちゃんが乗っていました。その時は冬で、私は黒いレザーのコート着て、中も上下黒、サングラスも黒!」
 
「全身黒の鈴井貴之!恐いですね。」
 「交通量も多かったので、後から来る車を誘導してから、脇道に入りました」
 「だから(自分が運転してて)ぶつけられた時に、(自分が)どうなるか解からないですね」

 そのにーちゃんとねーちゃんはどうなったんだろう。恐い恐い・・・。

 「俺はぶつけた時は、泣き顔ですね。すいません〜〜って。仕事に遅れそうだった時、資料とかをゴソゴソと探してたんですよ。そしたら俺の車、動いてたんですね。どんって前の車にぶつかりました」

 どうやら信号待ちの時に、ぶつけてしまった様だ。

 「すぐに運転してた人が窓開けて後ろを振り向いて。もう、泣き顔で『すいません〜』って。降りて見てみたけどバンパーには傷も付いてなくて・・・でも後で連絡しますって連絡先聞いて、そういう時はケーキ持って行きますよ」
 「その後が1×8の収録でさ、すっかりへこんでる俺に木村さんが『あなたはヤル人だ。カメラが回ればヤル人だ!』って言うんだ。で、カメラが回って『イエーイイィ!』てジャンプしたら・・・」

 1×8いこうよ!のオープニングは、サブタイトルコールとともにイエーイと叫んで跳ねる事が多い。

 「そしたら解かってるのにあの人は『あなた、良いことあったでしょ!きっとあった!!そうでしょう?』って言うんですよ!!こっちはぶっちゃけるわけいかないし・・・」

 木村アナウンサー・・・自称、味方にしても良いことないけど敵に回すと恐い人。
 

☆☆☆ バカの話 ☆☆☆

 「僕は、man―holeで、役について深く考えるようになりました。その経験を生かして、ホワイトストーンズでも本郷役を、深〜く考えました。台本を読むと『俺はバカだ。バカはバカなり・・・とバカバカと出てくるので、僕は、バカを考えました」
 
「バカを考えたんですか?」
 「はい。バカというと・・・手と足が一緒に出るんです。卒業証書をもらう時に、僕は右手と右足が一緒に出るんです。で、バカが走るとどうなるか、バカが喜ぶとどうなるか・・・こうなるんです」

 右手右足一緒、左手左足一緒、で変な踊りをする顕ちゃん。
 ホワイトストーンズの中で『人の悲しみや恨みをエネルギーにする怪人演歌歌手』と戦うには『悲しみを感じないバカ』として戦った本郷の姿を思い出す。

 「これが、バカの真骨頂です」
 
「お前ホントにバカだよ!」

 いやいや、顕ちゃんはバカがつくほど生真面目なのだろう。
 

☆☆☆ しっかりしなくちゃ ☆☆☆

 「この会場は何回か来てるのに、安田は全然覚えてないんですよ。さっきも『もうすぐ始まりま〜す』って係の人が呼びに来たら、こいつは全然違う方向に行こうとするんだよ。ほっといたら一人で小ホールに行ってるよ」
 「そして、誰もいないトコで『いやあ、お客さん少ないなあ・・・早く鈴井さん達来ないかなあ。一人でつながないといけないなあ』なんて始めるよ」
 「こいつは入口と出口も間違うんだよ」
(大泉さん)
 
「ちゃんと、『入口』って書いといてくれないと・・・」(安田さん)

 「ドラバラのロケがあったんですけど、朝から何度も控え室と撮影現場を往復してるのに、全然控え室の場所を覚えてないんですよ。覚えてないのに先頭歩いて違う部屋をガチャッと開けて、知らない顔ばっかりで『あ、すいません』ってドア閉めて・・・。鈴井さんまでついて行くんだから・・・なんで安田について行ったんですか?」
 
「なぜか、ついて行っちゃったんです」(鈴井さん)
 「そっちは違うって、止めようと思ったんだけど、勢い良く行っちゃうから声かけられなくて・・・」
 
「そろそろシッカリしなくちゃって、思ってるんですけどねえ・・・」
 

☆☆☆ どうでしょうDVD情報 ☆☆☆

 「始まる前に、メッセージをちょっと見てたんだけど・・・どうでしょうを復活させて下さいってのが多かったですね」

 水曜どうでしょうは、毎週の放送態勢をいったん休止。で不定期で一生どうでしょうする事になってる。

 「どうでしょうはね、来年(2003年)の3月にベトナム縦断のDVDが出ます。全道のonちゃんショップで買えますが1月1日から全国のローソンでも予約を受け付けます」
 「藤村さんなんてねえ、『よーし、1月1日はローソン詣だ!』なんてワケのわからないことを言ってます」
 
「テレビで放送したよりも1時間くらい長いんですよ」
 「DVDには、副音声も付いてて、映像を見ながら解説してるんですよ。その収録もしたんですけど、藤やんが『ゲストの方が見えています!なんと鈴井さんです!!』なーんて、出演者は二人しかいないだろ!で、『大泉さん、副音声はノー編集で収録します』って4時間半ノンストップだよ。でもカットされててテレビで見てないシーンが入ってるから、こっちは、つい魅入っちゃうんだよ。無口になるんだよ。そしたら藤やんは『面白いこと喋りなさいよ!見るなって言ってるだろう!』だよ」
 
「あの二人は編集するのに何10回も見てるから良いんですけど、見てないシーンには魅入っちゃうんです」
 「『ほらほら大泉さん、いぶし銀のレスラーが増えるよお』何て言われれば見ちゃうんですよ。この解説、半分がミスター、半分が俺ってなってるけど」
 
「藤村さんは4時間、ずっと喋ってますね」
 
「この宣伝の特別番組が1月15日にあるんです。(ロケじゃなくて)映像を見ながらしゃべるんですけど」
 「この収録が、さっきのパーティーの日だったんですよ」
 
「ああ、そうだったんですか」
 

☆☆☆ ホワイトストーンズCDの売り上げ・・・ ☆☆☆

 「ホワイトストーンズのCDなんですが、玉光堂の年間売上ランキングの1位になりました!」
 「と言うか、玉光堂さんでしか売らなかったんですけどね」
 「それでも、グレイを越えて1位ですよ。ちなみにマッスルボディは7位でした」

 玉光堂さんは北海道に20数店舗ある大きなCD店である。
 北海道のみで年間売上1万枚以上は凄いかもしれない。

 「釧路には玉光堂さんが2店舗あるんですよね?」

 返事をしても聞こえないだろうと、とりあえず2回うなずく小餅。
 でも、前から18番目くらいなので見えないだろう・・・。

 「・・・誰も返事しねえよ」

 ミスター苦笑。
 

☆☆☆ 抽選会 ☆☆☆

 1時間ほどのトークの後、抽選会に突入!
 入場時に出した、入場券の半券を抽選箱から引くのは顕ちゃんだ。
 賞品は、クリスマスのお菓子の缶、
THE GREAT DIPPER のCD、それにCDやスパゲッティ等いろいろ入った大きなサンタの靴下・・・。

 番号を読み上げていく顕ちゃん。

 たしか、入場券は日専連入会先着1300人だったはずなのに、1500番台も??
 大ホールが満席になるまで券を出したのかな??

 で、気になったことが数点・・。

 「ええと・・・なんにも書いていませんね・・・。○○○番〜」
 「このかたも、何も書いていません・・・。○○○番〜」

 と、なんとなく顕ちゃんが寂しげに見えた。
 メッセージ欄も、名前欄(ニックネーム可)も何も書いていないなんて・・・それじゃあ、まるで『タダだから見に来た』みたいで、なんか寂しい・・・。
 彼らを良く知ってから見に来い!とは言わないけど、なんか一言ぐらい書いて欲しいと思うのは小餅のワガママだろうか?

 サンタの大きな靴下の時は、携帯電話を使った。
 半券に書いてある番号に、ミスターが電話するのだ。
 電話番号が書いてない人は、番号を読み上げて出てきてもらう。
 ミスターが電話する・・・。

 「あ、もしもし、俺。今何してるの?ヒマ?今日さぁ、かみさんいないんだ」

 と、デートに誘うミスター。
 当たった人たちは、洋ちゃんと顕ちゃんに握手もしてもらえた。
 当たった人たち、おめでと〜。パチパチパチ。

 そんな風に、抽選会は終了〜。

 「えーと、今かけた電話は、係の人の携帯ですから、かけ直しても係の人が出ますよ」
 
「その人が、『鈴井です』ってなりきったりして」
 
「あははははは」

 最後に、一人ずつ、御挨拶。
 まず、真面目な顕ちゃんからのコメント。

 「1年の最後に、このように皆さんに会えるイベントで締めくくれて嬉しいです。ありがとうございます。皆さん、良いクリスマスを、良い年の瀬を・・・」

 次は洋ちゃん。

 「え〜、私事になりますが、実は来年1月30日に!!ドラバラでわたくしが書いた脚本のドラマが始まります。ええと、以前、ドラバラで私の書いたドラマをやったことがありますが、その『ビーティフルワイフ』は素人さん達でやったドラマだったんですか、やるたびに主張率が下がって行きました」

 *ビーティフルワイフ・・・ビューティフルライフのパクリ。内容はビューティフルライフとスワローテイルをパクってごちゃ混ぜにしてひっくり返してこねた感じだ。
 脇役で登場したミスターや顕ちゃんが秀逸だった。

 客席から『リー○21!』と声がかかる。

 「何?リー○21が何関係あるの?関係ないでしょう。まあ、メイキングの時はずっと歌ってましたけどね」

 最近の洋ちゃんのお気に入りはリー○21のCMの歌マネだ。
 普段あまり笑わないミスターが、このモノマネにバカ受けするらしい。

 「今度のドラマは、泣けます。ホワイトストーンズでは、目を開けて泣きましたが、今度は安田さんが号泣しています。ぜひ、見てください。わりと普通のドラマになっています」

 ホワイトストーンズで、洋ちゃんは泣くシーンで瞬きしないで目を開けたままで目を乾燥させて痛くして泣いたのだった。

 最後にミスター。

 「ええ〜、今、大泉さんが言ったとおり、ドラバラもありますが、それ以外にも、まだ言えない新番組があります。それもよろしくお願いします。ええと、2年前に釧路に来た時は財布を落としました。1年前はサングラスを無くしました。今年は・・・皆さんの心の中に何かを残せたら、と思います」

 さすが社長。だがしかし、すかさず洋ちゃんからのツッコミが。

 「良く言うよ、来る前は、『釧路は危ない。何か落とすぞ、気をつけろよ!』なーんて言ってたくせに」
 
「あはははは」

 こんな感じに、トークショー終了〜。

 「ありがとうございました〜」

 退場する3人。THE GREAT DIPPER の 曲 「微笑みだけがそこにいる」が流れる。

 ミスターは、そのまま左袖に向かう。
 洋ちゃんは、なぜか登場した時と同じように、ステージ後ろの少し高い所に階段を上って行く。
 ・・・困ったのは顕ちゃんだ。
 違う方向に行った二人を、何度も見比べている。
 洋ちゃんは知らんふりして、客席に手を振る。そして、さっき出て来た所へ戻っていく。

 さあ、どうする?顕ちゃん!

 ・・・顕ちゃんは、ミスターの後を追いかけた。
 最後まで、可愛い顕ちゃんだ。

 以上で、レポ終了〜。

 ええ〜、ちなみにこの夜は、皆さん釧路に御泊まりしたそうです。
 もちろん繁華街にも・・・(洋ちゃんは締め切りが迫った原稿書きで行かなかったらしい)
 そして、ボトルを入れる時、ひらがなで『さとうしげゆき』と書いたとか。
 後日のラジオで佐藤さんは「佐藤は、高い酒を置いて見栄はってる」と言われたら困る!と言ってた。
 でも大丈夫。全部飲み切っちゃったので、佐藤重幸さんに迷惑はかからない、かな。
 で、何のボトルだと思います?・・・焼酎だそうです(笑)

――終り――

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