ガンダムから洋へ!?

2001.秋 

  

 小餅は子供の頃から『ガンダム』が好きです。それが何故、大泉洋(おおいずみよう)氏につながるのか、ちょっと順をおって語りましょう。かなり長いですよ。しかも、ガンダムについて誤って記憶してる所があるかもしれません。


 ・・・小餅が子供の頃・・・

 ある日、お腹をすかせた小餅は冷蔵庫をおもむろに開けた。

 「あ!ソーセージだ!・・・なんだこれ?ガンダムソーセージ??」

 そう、冷蔵庫の中に入っていたのは『機動戦士ガンダム』の魚肉ソーセージ。今で言う『ポケモンソーセージ』と同じである。

 「また変な物を買ってきて・・・」

 そう思いつつ食べる。箱の中に何か入ってる。

 「ん?おまけか。・・・この人、カッコイイかも・・・」

 ・・・小餅が手に持っていたのは、「シャア・アズナブル」のカード。
 そう、小餅は一目で、あの妙なヘルメットとマントのシャアに心ひかれたのだった。

 その後は、再放送で『機動戦士ガンダム』にとっぷりハマッたのだった。
 これが小餅とガンダムの出会いだった。


 ・・・小餅がお年頃の時・・・

 『機動戦士Z(ゼータ)ガンダム』にハマる。当時このアニメは大変不評だった。数年たって見なおされて人気が出たらしい。前作(ファンの間ではファーストガンダムといわれている)ではカッコよかったシャアは、自分のことで手一杯で心に余裕が無くて、小餅は少々ガッカリした。だが、雄雄しく、切なく、それぞれの理由で戦いに身を投じる女性達に心ひかれていった。

 『機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ)』は、Zガンダム終了後に続編として放送された。出始めはイマイチだった。Zが不人気だった為、アニメの原点に帰るだかなんだかで、シリアスな重いアニメだったガンダムはコミカルなガンダムになった雰囲気だったからだ。しかし、シリーズ後半はコミカルさも残しつつ、涙が止まらなくなる展開になっていったのだ。中盤からハマッた作品である。


 ・・・その後・・・

 ガンダムが映画になった。『機動戦士ガンダム・逆襲のシャア』。小餅は社会人だったので、仕事の帰りに一人で見に行った。しかし、映画より、原案に基いて書かれた小説の方が好きだった。

 映画版は、地球の危機を救ったのが『人の心を集めることが出来る小さな不思議な機械』だったからだ。確かに前作までのガンダムは人の心を集めた。文字どうり、心や念や亡くなった人の心までを集めてしまった。集まったもの達が主人公を守るような感じだった。映画のほうは、地球に巨大隕石落下を救ったのは『小さな機械』だった。それが人の心を集め、敵味方関係無く隕石落下を食い止めた。小餅はそれが不服だった。

 小説版のほうは、地球に巨大隕石落下危機!を救ったのは、ファーストガンダムで主人公だったアムロ・レイの恋人のお腹の中に宿っている赤ん坊が不思議な力を発し、隕石落下をくいとめたのだ。この原案が却下されたのは、アムロに子供!?という事態をファンが許さないからだったとか・・・。

 
・・・小餅の新戸籍・・・

 小餅は戸籍が新しくなっても、やはりガンダム好きだった。1993年『機動戦士Vガンダム』だ。ここでも好きなキャラクターは雄雄しい女性達だ。一人の女性にかなり感情移入して見たものだった。

 そして、1994年ガンダム15周年『機動武道伝Gガンダム』!?
 はっきり言って、今までのガンダムシリーズと、世界観から設定までなにもかも違う新しい概念のガンダム!だった。監督も富野監督ではない!?富野監督といえば「海のトリトン」最終回の脚本書いたり、「ラ☆セーヌの星」の監督をしたお方だ。小餅には馴染み深いお人が監督ではない!?しかも戦争の変わりに「ガンダムファイト」という戦いで一番偉い国(コロニー)を決めるって!?ふざけた話しである。
 しかし、こんなのガンダムじゃない!!と思いつつ見ているうちに、汚れきった地球再生の為にあえて悪者になり人間を排除しようとした東方不敗マスターアジアにハマッたのだった。

 翌年の1995年ガンダムは、またしても新概念のガンダムW(ウィング)
 多くは語らないが、小餅は生きてきて一番辛い時期がこの3年間だった。とくに辛くて「早くノストラダムスの大予言になってすべてが無くなれば良い・・」と思うほど辛かったのがこの年だった。この時すべてから逃れる様にガンダムWにのめり込んでいった。主役の5人の少年達は小餅の何倍も何十倍も苦しんでいた。そう、たかがアニメと解かっているが、感情がどうしても入る。

 「あなたの今までやってきた戦いは無駄だったのよ!他人を思いやった結果が、思いやりすぎた結果がこの最悪の事態なのよ!」

 敵の少女に、こう言われた少年に小餅は一番感情移入していた。
 自分が言われている気分だった。
 小餅もその時はそんな状態だった。
 自分がやってる事が果たして正しいのか?
 そんな時の、このセリフは堪えた・・・。しかし、主役の少年達の戦いは無駄ではなかった。おかげで小餅も心が壊れる事が無かったのだ。

 ここまでハマッたガンダムWの翌年1996年、ガンダムX。
 中盤はハマッたが、まだまだガンダムWが心の差さえだった。
 (この頃、ピカチュウに一目ボレをする。)

 そして、ガンダムWの何かを描きたくて、初めて、Gペンやマンガ用の原稿用紙を買ったのだった。その後、小餅を支えたのは自己満足のパロディーマンガ描きや、某雑誌へのハガキ投稿だった。もちろんガンダムWネタ&ピカチュウネタで。たった1行のガンダムネタが本に載る事は、小餅は生きてこの世界に存在している証明だった。現在は投稿はしていない。このHPが小餅の存在証明になっているから・・・。

 ・・・閑話・・・

 ここで話しがちょっと外れる。
 みぃパパの初仕事は「キャラクターソーセージ」の箱詰だったらしい。
 記憶違いでなければ『機動戦士ガンダムソーセージ』だという。
 じゃあ、小餅は、ガンダムソーセージでガンダムにハマり、それとは知らずガンダムソーセージを作ってた会社に入社、ガンダムソーセージ箱詰めが初仕事という人と新戸籍を作って、ガンダムがきっかけでイラスト描き始めた!?

 小餅の人生は、ガンダムに支配されているのか?

 ・・・閑話休題・・・

 大泉洋氏の話は、もうすぐ。しばしお待ちを。


 ガンダムWは大人気だった。最近ではアメリカでもWは人気があるらしい。
 当然、ガンダムWの音楽集CDも売られている。テレビのワイドショーやバラエティー番組などで今でも、時々ガンダムWのサントラ曲を使う時があるくらいだ。

 ガンダムWが放送終了して間もないころ、テレビからWのサントラ音楽にそっくりの曲が!?
 よく聞くとちょっと違う。
 それは『ガメラ3』の予告だった。
 調べてみると、ガンダムWとガメラ2・3のサントラ音楽を手がけたのは同じ人物・大谷幸(こう)氏。小餅はいつか、ガメラ2・ガメラ3を見たいと思った。

 ガンダムWはオリジナルアニメビデオで続編を発売。そのビデオを再編集し新しい映像を足して映画にもなった。戦争はなくなって平和になった。二度と戦争は起きなかったと締めて完全にガンダムWは終了した。(小餅に残ったのはピカチュウだった)

 そして数年たち・・・
 富野監督で「ターンAガンダム」が始まる。これもハマった。とくに最初は苦手だった女性に後半感情が入った。ラストシーンは謎が残ったが、ターンAガンダムは来年映画化されるのでそれを楽しみにしよう。

 ・・・水曜どうでしょう・・・

 ある水曜日の夜、みぃパパが一人でテレビを見ていた。みぃパパは翌日休みでも、小餅は早起きしなくてはならない。だからいつもはほっといて先に寝るのだが・・・

 「あっ!この曲!ガンダムWに似てる!?・・・けど、ちょっと違う、ガメラの曲だ、きっと!!」

 小餅はガンダムWそっくりの曲を使うこの番組が気になった。また、ガメラの曲を使うかも・・・もしかしたら音楽担当の人は、ガメラのサントラではなくて「大谷幸氏の作った曲」で選曲してるとしたら、ガンダムWもかかるかも!?

 その番組は『水曜どうでしょう』。たびたび流れる「ガメラのサントラ曲」と思われる曲が聞きたくて、小餅は毎週見るようになった。そして、その出演者、大泉洋氏にハマッていたのだった。しかも、大泉洋氏は「ガメラ3」にエキストラで出ていると言う。
 そして、やはり小餅が気にしていた曲は「ガメラ2」の曲だった。

 ・・・その後・・・

 そして、ふたたび情緒不安定になりかけた小餅を救ったのは、大泉洋氏だった。その洋氏のことも、ガンダムがなかったら、好きにならなかったかもしれない。やはり、小餅の人生はガンダムに支配されているのかもしれない。

 終わり

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この背景は誰かって書くのもなんですけど・・・雑誌に載っていた写真を見ながら描いたのですが
「メフィストフェレス役の洋ちゃん」です。白黒写真だったけど、たぶん赤いスーツだと思い
全体を赤にしてしまいました(汗)セピアにしたほうがカッコよかったかも。

なんか、髪形を変えたらワタルになりそう・・・。

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