トークショーの様子を、小餅の耳で聞いた、あやふやな記憶を頼りに書きます。
内容は順不同に思い出したまま書きます。かなり間違ってると思いますが、ご了承下さい。
特に一回目と二回目の記憶が混ざってる可能性があります(汗)しかも最近聞いたラジオともネタがかぶっていたため、トークショーで言った以上にラジオから訊いた情報を加算して書いてしまう可能性もあります(大汗)
このHPに来られるお客様のほとんどが、彼らを知らないと思います。
だから多少説明がましい書き方になるかもしれませんが、ご了承下さい。
5月11日、本日の天気は曇り。
気象協会の天気予報は晴れ。某局のこだわりの天気では曇り、風が強いとなっていた。
見事に某局、当たっている。曇ってて寒い!
野外広場は、芝生の斜面が客席になっていて、ステージは地面の舗装部分で斜面から見下ろす形になる。ステージの後ろには10トントラックが置いてあり、トラックの横っ腹が客席の方を向いている。
12時ごろ、テレビで流れていた、このトークショーのCMの曲が流れる。CMと同じナレーションの後、司会と思われるお姉さんが、向かって右手から現れ、ごく普通に二人を紹介する。
トラックの横っ腹が開き、中から鈴井貴之(ミスター)&大泉洋(洋ちゃん)登場!
「こんにちは〜」(鈴井)
「こんにちはー」(大泉)
「ここに来ると、聖地に来たって感じですね」
「トークショーの聖地ですね。豪華な会場で」
「今日は、まずまず、なんとか天気がもっているって感じですね」
「俺のほうを見てますけど・・・俺のせいじゃないですよ。俺は、たまたま天気の悪い所に仕事に行ってるだけです!」
「2・3年前かなあ、スゴイ雨の日があって、斜面を雨が滝のように流れて来て・・・」
「一番前のお客さん水没してたもの。この辺ずーと水没してましたね。雨の中、来てくれたからって俺はサービスしていっぱい喋ってたら、お客さんはまだ終らないのかって思ってたみたいで、いやあ、洋ちゃん、もう勘弁してくれって・・・」
2年前は晴れてたので、水没は3年以上前だろう。
「いやあ、お客さん、たくさんいて良かったです。毎年毎年、(岩見沢の)インター下りる時、お客さんどれくらいいるかなあ、全然いなかったらどうしようって、どれくらい(の車が)同じ方向に曲がるかな〜って見ています」
「一時、(同じ方に向かう車が)全部どうでしょうステッカー貼っている時があって、それをミスターがどんどん抜かして行って」
「で『大泉さん激突!』なんてステッカーもあって」
「激突しないで下さいよ〜。これにぶつかったら『大泉が本当に激突してきた』ってなるから!」
「こんなにたくさんのお客さんが来て下さってありがたいです。来なくなったら、首が飛びます。今年はこれで首がつながりました」
「首が飛ぶと言うと、あのCM!!見ましたか!!!」
「僕と大泉さんの首が、飛んでくんです」
「鈴井さんは、まだ良いですよ。最後にはあなたの大きな顔の回りを、(小さな)俺がくるくる回るんだもの」
「あははは」
「それにあのナレーションは何だ?『ミスターが』は、まだ良いよ。『大泉が』って呼び捨てにして!」
「まあ、ミスターは愛称ですからねえ」
「お前は俺の友達か!?って」
「トークショーは、しばらくぶりですね」
「そうですね・・・」
「最近、二人でやる仕事って、ないですよね」
「あなたが企画した番組に俺が出てて、カメラの向こうに鈴井さんがってのはありますけど」
「あと、テレビの向こうから見てます。『*おにぎりあたためますか』とか」
「おにぎりといえば、あの日本一のバカ佐藤二人!!」
「あはははは」
「うちの佐藤重幸と、佐藤麻美アナ!」
「あははは・・・佐藤重幸、あれはバカだね」
「そうでしょう?バカでしょう?」
「昨日、衣装合わせがあったんだけど、佐藤のやつ、メイクして来てさあ」
「バカじゃないのかアイツは」
「上下、黒っぽい衣装着せたら、鈴井貴之みたいだと・・・」
「そして『というわけでぇ〜』って・・・」
「というわけで〜」は、水曜どうでしょうでミスターが良く言う台詞。どうやら黒い衣装を着たシゲちゃんはミスターのマネをしたらしい。
*おにぎりあたためますか・・・ローソンの協力を得て、新商品を開発販売して行く番組。
「君達がする(俺の)モノマネって、腹立つんだけど(怒)」(鈴井)
「(汗)・・・なんの話でしたっけ?」(大泉)
「おにぎりあたためますか」
「そうそう、『おにぎりあたためますか』でガチンコはないでしょう?佐藤麻美は何だ、ネバネバ冷やし中華ぁ?佐藤はスープカレー中華だぁ?俺は2つ考えて、『ひやあつ』と『おにぎり』だったんだけど・・・プレゼン無しに、レジの前に置いて好きなの持っていけってどうだ?」
「それに、琴麺(琴似製麺)は俺のひやあつ麺を勝手に紫にして『彩りが寂しいのでラベンダー色にしました』って、『香りも付けようとしたけど、それはやめた』って得意げに言うんだよ!危うく匂いまで付けられるところだったよ!」
「あははは」
「そして俺は紫が好きだと思ってるんだよ。俺は紫が好きなわけじゃなくて、ホワイトストーンズの大門通ってキャラクターが紫を好きだって設定ですよ」
そういえば・・・ここのトークショーレポも洋ちゃんの台詞は紫だ(汗)
別に大門通のイメージではない。大門をやるずっと前から、ここでは紫を使ってる。
きっと、数年前、紫のパンツ(ズボンって書いたほうが良いかな)をはいてたからそのイメージからだと思う。
*ひやあつ・・・冷たい冷やし中華に暖かい具を乗せようってアイディア。
*おにぎり・・・冷やし中華を握ってしまった大胆な発想。
ちなみに、この勝負でお客様が選んだ上位2種を販売する事になるのだが・・・洋ちゃんの「ひやあつ」「おにぎり」は3位4位だった。
「このロケ終わった後にね、ディレクターから電話があって使って良いかどうか聞かれたんだけど、ちょうど台本書いてる時(忙しい時?)で『良いですよ。うちはいつもガチンコみたいなもんですから』って言っちゃった」
「普通、最初は俺の考えたのが通るはずでしょう?」
「そう思わせておいて、ガチンコでこうなった。で良いんじゃないですか」
「明日、東京で『茄子・アンダルシアの夏』の試写会があるんですよね」
「タキシード着ていきます。試写会っていうと、神田うのとかが見に来て、ピーコがファッションチェックするんですよね!?」
「それは・・・、トム・クルーズとか出る映画の時でしょう?」
「そうなんですか?いや、ぜひ、来て欲しいですね。叶姉妹とか」
「この映画は、カンヌにも行くんですよね」
「そうです!カンヌ映画祭、招待作品です!」
「え?招待?普通に出品じゃなくて?・・・」
「え??招待じゃぁ・・・」
「カンヌに招待されるってのは、スゴイ事なんでけど・・・招待って言っていました?」
「いや、解からないです、あ、違います(汗)、きっと普通に行くんです」
「高坂監督は、宮崎駿監督の一番弟子なんですよね」
「千と千尋で作画監督していました」
「で、大泉さんの番台蛙の声を聞いて、主役に抜擢したんですか?」
「いや・・・その前に、・・・高坂監督は水曜どうでしょうのファンで、それで主役に俺、そして、この話は自転車レースの話しなんですが、チームで戦うんです。その自転車チームの監督役に・・・藤村さんを使いたかったそうです」
「!」
「監督役の声優さん・・・俳優もやってらして声優もやってて、よく声を聞くベテランの方なんですけど、スゴイ上手で、それを聞いたら、この人以外監督はいないでしょうって感じなんですけど、高坂さんは本当は藤村さんにやって欲しかったと」
「いち(地方局)ディレクターだよ?俺が記者会見に出ても、みんなポカーンだったのに、藤村さんなんて出たら、もっとポカーンでしょう」
「記者会見のスポーツ新聞見ましたか?あの時うちの社長カッコ良かったですよ!『スポーツ新聞、全部買って来い!!』って。そして、一番大きく載ってたのは・・・」
「スポーツ報知ですね。カラー写真入りで」
「他の新聞は、丸く切り取った小池栄子の写真とか、筧さんの記事になってるのもあった」
「俺の事なんか、ひとっ言も書いてなかったり、声優の大泉洋だったり。俺の職業が声優ってのは無いでしょう?古文の先生(ねこの恩返しのちょっとしか出ない脇役)と番台蛙しかしてないんですよ?それじゃあ食っていけないって」
「声優って書かれましたか。でもコメディアンって書かれるより良いでしょう?」
「コメディアンって書かれたことありましたっけ?」
「え〜、似たような事なら。バス芸人って言われてたことありましたけどね(笑)」
水曜どうでしょうといえば深夜バス移動。バスに乗りつづける芸人か?
どの辺でどう紹介したか忘れたが(汗)ミスターが「小池栄子」と言ってる時、洋ちゃんは客席の方に向かって手振り身振りで、大きい胸を表現。「筧さん」の時は、肩より低い位置で手の平を下に向け水平に振る・・・筧さんは小柄だと言いたいらしい。
「栄子ちゃんは、man−holeで共演したんですけど・・・2年前かな?あの時は、尖った感じがしていましたけど、今は違いました。大きくなっていました」
「まだブレイクする前ですね」
「そう、前は『あ、どうも』って感じだったけど、記者会見の時、主役の俺がみんなの部屋に挨拶に行ったら栄子ちゃんは『あ、大泉さん!お久しぶりです!』って俺のこと覚えてたんですよ!『覚えていらっしゃったんですか?』『はい、台本見て名前見て解かりました』って言ってくれて」
「で、記者会見の時『小池さんは大泉さんと共演されたんですよね?』って訊かれて『はい。共演したことあります。その時、大泉さん、歌っていらっしゃいましたよね?』『・・・あのぅ、僕、歌ってないですけど』『え?歌っていましたよねぇ??』って」
「あはははは」
「会見が終ってから訊いてみたら『大泉さん、ストリートミュージシャン役で路上で歌っていましたよね』と『栄子ちゃん、それは坂本サトルさんってミュージシャンです』」
「いやあ、彼女も試写会、見に来たはずなんですけどねぇ。見終わった後に、声、掛けなかったからかなあ」
ビックな人は謙虚だと言う話になる。こういう業界に、ず〜っと残ってる大物ってのは、回りの方に気を使い良い人だという。
「10年くらいGOIS(ゲストアーティストが良く来たラジオ番組)やってて、いろんな人にあってますけど・・・デビューして1・2年は最悪だね。ワケわかんない事を言い出すもの」
「そうなんですか?」
「真面目な質問してるのに『キリストがぁ』とか『魂の〜』なんて言って話が通じない。3年くらいを過って会うと『あ、お久しぶりです!こんにちは!!』ってなるんですけどね」
ミスターが言うには、態度の変な人たちは消えて行くらしい・・・。残るのは、相手に気を使い腰が低くなった人達らしい。
「バンド名はフランス語で、意味は△△の○○だったかなぁ。まあ、わかる人にはわかると思いますが」
天使だかキリストだかの、しっぽだったか肩甲骨だったかって言ったような気がする。
「俺もスゴイ大物に会いましたよ!」
洋ちゃんのラジオ番組、木曜R(アール)のゲストアーティストの話になる。
「控え室に挨拶しに行ったら、その人はソファーに背中で座ってるんですよー!」
「背中で?」
「こう、そっくり返って、お尻がほとんどソファーに乗ってないんですよ」
大きく脚を開いてひっくり返りそうな格好をする洋ちゃん。つまり、普通にソファーに座って脚を開いて、ずるずるっとお尻を滑り落とせば背中で座る格好になると言いたいらしい。
「で、俺が『よろしくお願いします!』って言ったら、『あぁ、よろしく…』て、そのまんまの格好で握手ですよ。そして、『札幌の原宿みたいなとこ、無いの?』って言うんです。『原宿みたいなとこ行きたいんだ』そして『大丸、行ってくるわ』です。『だめですよ!そんな人ごみに出ていったら大変なことになります!』『俺は、札幌に傷跡を残したいんだ』って出て行きました」
Rは、札幌駅ステラプライスという建物の中のスタジオで公開生放送している。控え室も近くにあるのだろうか?そのステラプライスと大丸デパートは繋がっている。
「歌も歌ってて、俳優もやってる人ですよね?」
「そうです。骨付きの肉みたいな名前のバンドの・・・」
「え?バンドやっていましたっけ??」
「やってますよ。○○ってバンド」
○○ロースの○○。
「あれ?●●●さんですよね?」
「そうです。●●●さんです。●●さんはスゴイですよ〜。放送中、曲がかかるとお客さんの前に、ただただ立って、こうポーズしてるんです」
そこはガラス張りのスタジオ。ガラスの向こうにお客さんがいる。そのガラスの前に、だるそうに立ったらしい。
●●●さん・・・俳優の仕事より歌が好きで、「ドラマの撮影の合間も、俺、なんでこんなことしてるんだろ。早く歌いたいなあって思ってた」と、ドラマスタッフが聞いたらギョッとするような発言をラジオでした人だ。さあ、誰かわかるかな?
「数年後の●●さんは、どうなっているのか楽しみですね」
「いやあ、●●さんは、変わらないでしょう。今のままで行って欲しいですね」
「△△△△さんは、顔も良くて性格も良かったですよ〜」
「そうですかあ?」
「抱かれたいと思ったもん」
「ええ!?」
「だって、顔も性格も良いんですよ?悪い所、無いんですよ??」
「いや、きっと×××が曲がってる!」
△△△△・・・H.Mさんって言ったと思うけど記憶不鮮明。申し訳ない。
×××・・・放送禁止用語に限りなく無く近い(汗)
「そういえば、村○くんの事、二人でイビリ倒していましたね」(鈴井)
「俺と安田で、村○の×××が曲がってるってね」(大泉)
村○くん、某番組スタッフ。出演人よりも爽やかでハンサムで、番組内メイキングシーンに彼が登場すると、番組のその日の最高視聴率をマークする。それを大泉&安田で嫉妬しているという話。
小餅は個人的に、村○君の顔よりミスターの顔が好きだけど・・・。
「安田もハンサムだけど、村○は今風のハンサムで、安田は古臭いハンサムですね」
「昨日、衣装合わせした時、安田さんの横顔を、ず〜っと見ていたんだけど・・・ハンサムですね〜」
「あいつは和服でも着せておけば良い」
安田さんは某新聞の夕刊が変わるというCMで「勇敢な人」として、和服を着て刀を振ってカッコ良く立ちまわっている。
「売り方が違うよなぁ。俺なんて看予備だよ!」
たぶん看護予備校のCMの事を言っている。とくにカッコイイCMではない。普通のCMだ。
「安田さんは最近、自分で自分の事をハンサムって言いますね」(鈴井)
「『冗談じゃない、俺はハンサムだ』って言いますね」(大泉)
「昔は、ハンサムって言われるの嫌がってたんです。ハンサムとかカッコイイとか言われると、すぐ、ケツ出していました」
「ハンサムだって言われなくなったから、自分でハンサムだって言うんですよ」
「安田さんはハンサムだけど、『山田家の人々』ではヒドイ髪でしたね」
「あれは、僕がモデルですから・・・」
山田家の人々・・・大泉洋脚本のドラマ。主人公の洋一はモジャモジャ頭の浪人生。洋ちゃん自身をモデルに書いている。
「ドラマで来てる服は、全部、俺が昔、着てた服です。あ、俺と兄ちゃんの服だ。テレビ見た兄ちゃんが『洋!俺の服、使うなよ』って。洋一は俺がモデルだけど、他は違います。兄ちゃんは普通の仕事してるんですけど、『昔、ミュージシャン目指しててダメだったのかい?』って訊かれるって。山田家の話は洋一の恋のエピソードだけ実話で、後は違いますから」
「あはははは」
「山田家は八百屋ですけど、うちの親は教師ですから。それに、山田家の母親は死んでるけど、うちの母は生きています。僕の恋の話だけが実話なんです」
「あの夜の学校に忍びこんだりしたやつが?」
「ロマンティックでしょう?」
「うわあ、*こっぱずかしい!」
「あなたにだって、こういう恋の話あるでしょう?」
「ない」
「・・・あるでしょう」
「・・・いや、ちょっと待って!俺はそんな話してないけど・・・あっちから聞いてるって事も・・・(大汗)」
「副社(副社長・鈴井夫人)から聞きましたよ」
「!」
「白い地球儀を贈ったそうですね。『二人で色を塗っていこう』とか言って」
「あはははは」
「『どうせ貰うなら、色が付いてる普通の地球儀の方が良かった』って副社は言ってましたよ」
「結局、*大泉さんと藤村さんと嬉野さんと塗っちゃいましたけどね・・・。今、その白い地球儀は物置にあります」
*こっぱずかしい・・・標準語だろうか?すっごく恥ずかしい、超はずかしい、めっちゃはずかしいと言う感じの意味。
*どうでしょう班4人で二十数ヶ国、回っている。
「水曜どうでしょうのDVD第二弾の発売記念の特別番組があります。どうでしょうがプチ復活して小さな旅に行きました」
「写真集も発売されます。これが今、予約受付中です」(鈴井)
「写真集、見たんですけど・・・」(大泉)
「涙が出そうになりました」
「嬉野Dが紙からこだわりました。ミルトGAって紙なんですけど、今は、もう製造していないんですけど、その紙を作ってもらったんです。三万部限定発売です。特注の紙だから、売りきれたらもう作れません。欲しい方は、ぜひ、予約して買ってください。予約の締め切りは今日です」
「このトークショーが終ったら、インターのところのローソンで注文を」
前のほうのお客さんが何か言う。
「え?潰れる?インターのところのローソンが?」
「皆さん!たくさん注文して、潰れない様に盛り上げてください!」
「では、また後で、という挨拶で良いでしょうか?2回目のトークショーで会いましょう」
「では、また後で〜」
14:00
ステージの左右から登場〜。
「前のほうのお客さんは、変わっていませんね」(大泉)
ステージの隣りの室内会場の方を見る。
ボリショイサーカスが来ている。
「さっき、外国の人が歩いていました。きっと、ボリショイサーカスの人です」
「そうですか?子供連れでしたよ??」(鈴井)
「きっと、子供を手のひらに、こう!乗せるんですよ!」
「あははは」
「そして、こう振りまわして!」
「そんな事はしないでしょう」
そんな事は、某テレビで中国のどこかの村の人がやっていた(汗)
「いやあ。見たいですね。俺、東京に見に行ったんですよ。キダムを」
「あ、それ、モリ(森崎)から聞いた」
「モリも行ったんですよ。一緒じゃないけど」
「なんだあ、忙しいとか言って見に行くヒマあるじゃん」
「東京で仕事があって、終ってから行ったんですよ。キダムって、やってる人たちの名前だと思ってたけど、演目の名前がキダムなんですね」
「そうそう、カナダのシルク・ド・ソレイユでしたね?」
「そうです。キダムって言うのは演目で、水曜どうでしょうベトナムの旅で言えば『ベトナムの旅』がキダムにあたるんです。ドラバラで言えば『山田家の人々』、1×8でいえば『理想の教育ってなんだろう』ですよ」
カタカナの名前で良く解からなかったので、『2月、東京公演、カナダ、サーカス』等でネット検索して出たのがエンターテイメント集団シルク・ド・ソレイユだった。サーカスの域を超えたパフォーマンス集団らしい。
「すごかったです。安田よりスゴイ人達が出ました。人がいっぱい出てきて踊ってるんですが、その人々の中から生まれて来たって感じで男の人が出てくるんですけど・・・俺の席が遠かったからなのか、ほとんど裸に見えるんです!今度は女の人が出てきたんですけど、それもほとんど裸!なんか着せた方が良いんじゃないかって思いました。そして二人で、いろんなポーズをしていくんです、二人でこう、Tの字を作って・・・解かりますか?」
「解かる。それ、モリからパンフ貰って見た」
「ベトナムにファンの人とツアーで行ったんですけど。あやしいおじさんがいましたね」
「知らない」
「え?ほら、写真撮ってって来た・・・」
「ええ?知らないです」
「俺ら、ツアーの人より早く入って、フリータイムの時に道端でランブータン売りになって声かけたでしょう?オ嬢サーン、らんぶーたん買ッテ下サーイって」
「ええ」
「そしたら、俺らだって気が付いて『きゃー洋ちゃん!ランブータンちょうだいっ!』って囲まれたでしょう。もうベトナムの人もビックリだよ。なんだ、この、やけに人気のある外国人は??って感じで。そしたら、写真撮って良いかっておじさんが来たでしょう?」
「ああ!思い出した。あの時の!」
「『ユーアーアクター?』『イエース!ジャパニーズアクター!』って感じで返事して」
「強そうなポーズさせられましたね」
拳を握って顔の前に出して、強そうなポーズをする洋ちゃん。
「ニャンさんも人気でしたよ、水曜どうでしょうベトナム縦断で通訳だった。ツアーの人達って俺らのファンばかりで、ベトナム縦断も見てたから。空港でツアー客を待ってたニャンさんを見つけた人達が『きゃー!ニャンさーん!って囲んで写真撮るもんだから、向こうの人が『なんだ、この、人気のあるベトナム人は??』って感じだったそうです」
「ベトナムで最後の日、自由時間に、副社が料理教室を予約しててさ。『洋ちゃ〜ん、有名なマダムが料理を教えてくれる教室があるんだけど行かない?』って言うんで、きれいなマダムがいると思って行くって言ったんだけど・・・副社が前の晩に熱出しちゃって」
「病院に運んで点滴打ちました」
「で、明日の料理は行けないだろうと思ってたら、副社、次の日には治ってるんです!そして、朝、部屋のドアを叩いて『洋ちゃぁ〜ん、起きて。料理教室行くわよぉ〜』って。俺は河野(オクラホマの太い方)と一緒に『社長は?』『寝てるんじゃないですか?』『起こすのか?』って鈴井さんを起しに行ったんですけど・・・」
左を向いて寝ているミスターの格好をする洋ちゃん。
「『社長、起きて下さい。料理教室行きますよ』って言ったら、こう寝返り打って・・・あんなに機嫌の悪い寝返りを見たのは初めてですよ、そして『行かねえよぉ!何で俺が料理しなくちゃいけねえんだよお!』って」
「君らの俺のモノマネは何だよ?」
また、モノマネが気に入らないミスター。
「僕はあの寝返りを見て、『こんなお兄ちゃんいたら、ぜったい起しにいかない』って思いましたよ」
「あはははは」
「結局、俺と河野と副社で行ったんですけど、マダムって言ったって、ただのおばさんでした。ベトナムで有名な料理研究家らしいんですけど、普通のおばさんでした。で、副社はまだ本調子じゃないので、俺と河野で一生懸命、生春巻きまいてたんですけど、そのマダムに気に入られちゃって『洋チャーン、洋チャーン。めるあどオシエテ〜』って」
「日本語で?」
「マダムは、ちょっと日本語話せるんですよ」
「教えたんですか?メルアド」
「携帯のを教えても仕方がないと思ってパソコンの方を教えました」
「来ましたか?メール」
「来ましたよ」
「英語で?」
「いや、ローマ字打ちの日本語で・・・。それが、ちょっと日本語知ってるから、いいかげんなんだよ。『yochan konnitiwa ogenkini siteimasutaka ?』って、なまってるんだよ」
「返事は出されたんですか?」
「出しましたよ。ローマ字打ちの日本語で、こっちまで なまって書きましたよ」
「じゃあ、メル友ですね?」
「そんなメル友、いらないよ!」
絶叫マシーンの上から『洋ちゃーん!!』と声がかかる。
「しばらくぶりに来ましたね(笑)」
見上げる洋ちゃん。
「うるせー!!そこで叫んでないで下りて来て聞けって言ってるだろう!!しかも、全然俺のほう向いてないし」
絶叫マシーンは、巨大なモップというかコロコロ(掃除用具・粘着テープの付いたローラー)みたいな形で、中心が柱に着いていてくるくる回る。座ってる部分(モップと言うかローラーと言うか)も遠心力に任せて回る。家にコロコロがある人は、それをバトンのように回して見ると感じが解かるかも。
「でも、あれって巨大な髭剃りみたいですね〜」
う〜ん、髭剃りにも見えるかも。
「鈴井さんは、*ぽっぷこーんシネマってのに出ているでしょう?」
「おれ、この間の見逃したんだよ〜」
「良いですよね〜。*おのゆうと仕事して」
*ぽっぷこーんシネマ・・・深夜の映画情報番組。
*おのゆう・・・小野優子さん。北海道の美人アナウンサー。
「ええ?良くないよお。アイツと合わないもん。映画も趣味も」
「そうなんですか?」
「手編みのセーターの話しになってさあ、そういうの貰ったら嬉しいだろうって言うけど、俺、だめなんだよ。そう、気持ちがこもってるプレゼントって。重くてさ」
「嬉しくないんですか?」
「そういうのだめなんです」
「白い地球儀あげたのに?」
「うっ」
お腹を押さえて後ずさるミスター。
「ここでその話しが出るとは・・ダメージが・・・」
思いがけず白い地球儀の話しが出て苦笑するミスター。
「俺は嬉しいですよ。一目一目、ほどいていきたいくらい嬉しいですけどね」
「ほどいちゃうんですか?」
「それくらい嬉しいです。でも、俺、手作り弁当とかダメです」
「ええ?どうして?」
「俺ってグルメだから、デートの時は美味しいお店に行きたいんです。お弁当はちょっと勘弁して欲しい」
「知らない人じゃなくて、付き合ってる人でもダメなんですか?」
「!?・・・知らない人は、弁当くれないでしょう?」
「俺、ある・・・」
「知らない人が持って来たんですか!?」
「いや、知らないってワケじゃないんだけど、俺が大泉さんくらいの頃・・・27・8才かなぁ、君はもう30になったんでしたね(笑)その頃、家に帰ると、ドアノブに弁当がぶら下がっているんです。毎日毎日」
「うわあ」
「そのころ、すごく貧乏でね・・・気持ち悪かったんだけど、三日目に、とうとう食べちゃいました」
「ところで、ぽっぷこーんシネマはどんな内容でした?準レギュラーで、喋ったのが全部使われてるわけでもないし・・・」
「ハリウッド映画を紹介してる時に、鈴井さんが『そうですねえ〜、ハリウッドの方は役作りがスゴイですからねえ…』って喋ったら、おのゆうが『鈴井さんの役作りもすごいですよ。まゆ毛とか太く書いて』って言って、南郷の顔が出ましたよ。それもホワイトストーンズの格好の南郷が!」
真っ白の全身タイツ姿のホワイトストーンズになっている南郷だ。
「ハリウッド映画が流れてる画面の下に小さく南郷進ですよ?あれは無いでしょう?」
「あはははは」
「おのゆうに、この映画はどうですか?みたいに訊かれて『いいですねえ〜。作ってみたいですねえ〜』なんて言っていましたけど・・・」
「映画を作る人間としては、あんまり、けなすワケにはいきませんしねえ」
「嫌いな映画の時はどうするんですか?」
「キライな時は、出ないもん」
「出ないんですか!?」
「スタッフがね、事前にどんな感じの映画か調べて、俺の嫌いそうな映画の時は『鈴井さん、この映画は・・・ダメですよねえ?』って訊くから『ああ、それはダメです』って断るから」
「今、どうでしょうって全国何ヶ所で放送してるんでしたっけ?」
「ちょっと前まで17局でリターンズを放送していましたけど。今はやめたとこがあったりして、もっと少ないかな」
「前に、ハナタレナックスのロケで沖縄に行ったんですよ。で、自由時間に、どうせ俺のことなんて誰も知らないと思って、こんなホットパンツで歩いてたんですよ。そしたら、声が聞こえるんです。沖縄の人じゃなくて関西かどこかから来てたらしいんだけど『本物だよ!ほら、夜中に移動旅行してる番組』って」
「旅行は移動ですけどね」
「さっき、1回目が終って、車で門から外に出たら、手を振ってくれる人達がいましたね」
「俺らも出待ちされる様になったかと思ったら・・・帰る人達でしたね」
「俺ねえ、もっと売れて良いと思ってるんですよ。俺はビックなんです!誰かが俺が売れるのを止めてるんじゃないだろうか?」
「ビックな人は自分をビックとは言いませんけどね」
「時々、東京に仕事に行ってるし・・・」
「パパパパパフィーは、登竜門みたいな物だったみたいですね。パパパに出て有名になった人、多いでしょう?藤井○も及川○○もガレッ○セールも・・・」
「実はね、パパパに出てた男性出演者の中で、俺が一番出演回数が多いんですよ!なのに、メジャーになってないのは俺だけなんです。北海道の人達は他の地域の人に『大泉洋って北海道でスゴイ人気なんだって?』って訊かれても『いやいや、全然たいした事ない』って、きっと言ってるんですよ。俺の事が恥ずかしいのか?」
「もう、俺、選挙に出ます!30にもなったし」
「選挙ですか?何選に出ますか?」
「とりあえず市長選。準備期間が短いですけど」
「市長選ですか〜」
「俺だったら、応援演説呼ばなくても1人でできるから。演説カーに見えない様に俺が乗って『皆さん、大泉洋をよろしくお願いします!』って」
「あはははは」
洋ちゃんは、田中○○子さんのモノマネをした。
「『どもどもどもどもども!大泉洋をお願いします!!』」
今度は鈴木○○さんのモノマネ。
「大泉さん・・・その方達が来ても応援にならないんじゃないですか?問題ありますよ」
「『こりゃどーも、ドン川上で〜す』」
「ははは・・・ドンさんの応援もどうでしょうか」
「『どぉ〜も、大泉洋をよろしくお願いしますぅ〜』って言ったら『この人が言うんだから大丈夫』って思われるでしょう!」
木村洋二アナウンサーのモノマネと洋二ファン?を演じる洋ちゃん。
「Sさんはスゴイですよ。アナウンサー陣がクーデター起して事務所なんて作ったらスゴイ事になりますよ」
STVアナウンサーの名前をどんどん挙げていく。数人を褒めた後に・・・。
「・・・永○さんがまたスゴイ、神様が創るの間違えちゃったって感じ。おでこ、出すぎた、粘土付け過ぎたなあってさ」
「1×8で木村さんを押さえ(出ていただいた)のは良かったですよね」
「最初は上の人(STV上層部?)が木村さんの顔に色を塗るのも嫌がっていましたが、今は副社長クラスの人達が『洋ちゃん(←木村さんの事)、良いよ〜もっとやりなさい』って」
「まあ、感覚がマヒしてきてるのかもしれませんね」
「シゲと俺は疲れてくると木村さんのモノマネするんですよ。木村さんなら何を言っても許されるって気がして、おにぎりの収録で夜遅くなって二人木村さん状態ですよ。で、何パーセント木村ってのがあって『どぉも』ってのが100パーセント木村。そして『どぉも、木村です』が120パーセント」
「何パーセントって、増えるんですか!?」
「増えるんです」
100パーセントは普通の木村さんのモノマネ。
120パーセントは、ちょっと誇張した木村さん。ちょっと鼻が詰まっている。
「そして160パーセント木村ってのもやったんです。『どぉぼぉ、ぎぶだです』」
「あははは」
めちゃくちゃ鼻にかかった声。
「そして、シゲが『どさんこワイド』で控え室にいたら木村さんが来たそうです。そして『あのう、僕、鼻詰まってますかぁ?』って訊かれたそうです」
木村さんは他局深夜の「おにぎりあたためますか」もたまに見るらしい。
「『僕ねえ、2週続けてドラバラ見ちゃったんですけど、人間て悲しいと思いました。あの大物のモノマネを!って時に自分のモノマネがされると思ったんですが、僕のモノマネじゃなくてガッカリした自分が悲しかったです』」
2週続けてドラマのメイキングを放送したドラバラを木村さんは見ていたらしい。深夜というより朝方まで続く撮影で、みんなが疲れてくると洋ちゃんは、何故か和田○○子さんの育毛剤?のCM曲をモノマネして場を和ませていた。
「大泉さんは、どうでしょう写真集の後書き、何を書きました?」
「俺ですか?俺はそのぉ・・・、いや、いいです。買って読んでいただければ」
何を書いたか言うのは恥ずかしいらしい。
これも宣伝か?
「6月15日から映画の撮影が始まります。今回も、三井グリーンランドさんが協力して下さいます」
さっき言ってた衣装合わせは映画の衣装合わせなのだろか。
こんな感じに、最後のほうは宣伝?で締めくくる。
「今回は、音楽が入って終りの時間を知らせてくれますね〜」
トークショーが始まって約40分で洋楽が流れた。1回目もそうだ。そう言いつつ、なかなか喋り終わらないのだが・・・。
「どうも、ありがとうございました〜」
「ありがとうございました〜」
ステージ右に退場する二人。1回目の退場時と同じで、ミスターが退場後、ステージ横でくるっと回転して礼をして洋ちゃんが退場する。
以上で、トークショー終了〜。
――終り――
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