こだわりの家族


へびっちゅ冬眠中

 2001年12月26日、マ〇ドナルドでポケモンのぬいぐるみを売る始める!

 もちろん、ピカチュウも売っている。みぃが学校に行っているうちに、いつものお店の中のマ〇ドナルドへ!

 「ハッピーセット2つください!オモチャは1番と5番で!それと、ピカチュウ一個ください!」

 それを大事に自転車に積んで帰る。家に着いて早速ピカチュウを出す。

 「ん?このピカ、なんか、顔、まがってる・・・」

 良く見ると、おでこも変な感じ。目の高さも??
 そう、美ピカチュウではないのだ。

 「ぴか〜、なんか変〜。でも選べないんだから、仕方がないか・・・」

 じ〜と見続けてるうちに、それもまたカワイイかなと思う。みぃは、とくに気にしていないようだった。

 「このピカ、何て名前にする?」
 「わかんない」
 「この耳、角みたい」
 「牛の?」
 「角と言えば、シカを思い出すな〜」
 「シカでした〜」
 「よし、この子の名前は『しかちゅう』だ」
 「しかちゅう、カワイイ名前〜」

 小餅もみぃも、「しかちゅう、カワイイ」と思っていた。
 だが、夜、帰ってきたみぃパパは何か不服そうだった。

 「うちに、ピカチュウたくさんいるけど、みんな顔ちがうな」

 小餅家には、小餅達が厳選した「美ピカチュウ」がたくさんいる。
 この時、みぃパパが何を考えてるのか、誰も気が付かなかった。

 数日後、小餅家はいつもの店に買い物に行った。

 「ポケモンのぬいぐるみ、いりませんか〜?」

 マ〇ドナルドからちょっとはなれたショッピングセンターの通路、10月に鈴木崇君がマイク無しのライブをやった所で、マッ〇のおねえさんがピカチュウを売っている!?

 みぃパパはうれしそうにした。

 「ピカチュウ買う?」
 「みぃパパ、何言ってるの?あのピカチュウ家にいるでしょ」
 「だって、顔まがって・・・」
 「かわいくないって言うの!?」
 「・・・」
 「家にいるでしょ?同じのは買わないでしょ?自分で言ったでしょ?同じようなの買うなって」

 みぃパパは、どうしてもピカチュウが気になるようだ。

 「・・・みぃパパが買う!みぃパパのピカチュウにするから!!」

 ここで、みぃがうれしそうにした。

 「みぃパパ、緑のへびっちゅも買って☆こっち!」

 みぃは『ピカチュウもう一個買うんなら、へびっちゅも良いよね』といわんばかりに緑色のへびっちゅを見つけていた。まだ、売っていたのか・・・。


しろっちゅ、へびっちゅ、みどりっちゅ、ももっちゅ

 みぃパパは緑のへびっちゅを買った。そして、もどってピカチュウも買う。

 そこに売っていたのは、どれも美ピカチュウだった。
 みぃパパ&みぃは、とても満足そうだった。

 みぃのこだわり、『へびっちゅ全色そろえる』

 みぃパパのこだわり、『美ピカチュウ』

 こうして、また、小餅家の住人が増えてしまったのだった。


いかちゅう&しかちゅう


たしかに、いかちゅうは美ピカチュウ。
でも、しかちゅうも、それなりにカワイイ

 しかし、いつの間に、みぃパパはピカチュウの顔にこだわるようになっていたのだろう・・・?

終わり

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