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「〇〇ホテルのシェフこだわりのショコラケーキが良いな」 「小餅はピカチュウが良い・・・」 みぃパパは、黒いケーキを注文してしまった。 何かと出費の多い年末。いつもより出費の多い年末。小餅はピカチュウケーキを結局注文できないまま締め切り日がすぎた。 12月23日、この日は日曜日で祝日と重なっていたが、みぃパパは仕事。 小餅は一人でいつもの店に来ていた。前日の鈴木崇君のイベント写真を現像するために・・・。 「あっ!ピカチュウ!?」 売り切れになっていたポケモンの「サンタさんのブーツ」が6個ある。 「ここで売りきれてたから、よそで探して買ったのに〜」 小餅はピカチュウを横目で見ながら写真屋へ。写真が出きるまで45分くらい。小餅は店内をうろうろして、また、「サンタさんのブーツ」の所まで行くと 「あれ!?ピカチュウがいない??」 たった20分。ピカチュウ売りきれ。 「まだまだピカチュウ人気あるんだ〜」 なんだかうれしくなったまま、食料品売り場へ行く。ポケモンシャンパンはまだあった。でも、これはもう用意済み。 「23日だから・・・ケーキはないだろうなあ。・・・あれ?ハム太郎だ!」 小さな洋菓子店でハム太郎ケーキとおじゃ魔女ケーキが売っている。 「ピカが、ない・・・」 小餅はガッカリしながら食料品を見る。あんまりカゴに入らない。 「ケーキは明日だし、みぃパパも遅いかもしれないし、食料品は切れちゃったものだけ買おうか・・・」 生鮮品コーナーやハムコーナーの前に大きなワゴンがある。いつもはプリンやヨーグルト、100円ケーキとかが置いてある。 「〇●パンのケーキかぁ。美味しいのかなあ?」 ピカチュウはいないのかと見ていく。このワゴンにはない。 「あああっ!!!あった!ピカチュウ〜〜」 なんと、ポケモンケーキがあったのだ。 「ええと、賞味期限は明日。でも、明日は黒いケーキがあるし・・・。明後日は新しいの入るかな??でもここに30個くらいしかない。さっきのブーツは20分で6個売れた・・・」 小餅は決意する。 「買う。この3580円の80円ってのが気になるけど、買う」 たしか、予約したら3500円だったはず。この80円はいったい・・・??細かい事は気にせずケーキを大事にかかえる。 ケーキを買って、写真を受け取りに行く。崇君はキレイに写っている。小餅はケーキと写真と食べ物を大事に大事に自転車のカゴに積んで帰った。
結局・・・ポケモンケーキの半分は小餅のお腹におさまった。翌日の黒いケーキは非常に甘くて『これがシェフのこだわり?』と思いつつ、やはり半分は小餅のお腹に。 みぃパパ曰く 「ポケモンケーキの方が美味しかった。どこのケーキ?」 小餅はえらそうに教える。 「●△パンのケーキだよ」 2002年のクリスマスケーキは、迷わずピカチュウになりそうだ。 終わり |
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